毎回、世界のさまざまな未確認生物を紹介していくこの連載だが、今回は近年確認されたばかりの最新UMAについて報告したい。まだ名前さえついておらず、海の未確認生物だから便宜的に「シー・モンスター」としておく。
2015年10月、ギリシャのケルキラ島(英語ではコルフ島)に観光に訪れていた人物が、謎の生物を目撃。写真を撮影することに成功したのである。
撮影者は、スコットランドから観光でギリシャを訪れていたハーベイ・ロバートソン氏(52)。彼は家族とともにケルキラ島の海中洞窟を巡るボートクルーズに参加した。美しい海の光景を写真に収めるべく、持参していたカメラで何枚も撮影した後、写真を確認してみると——見慣れない生き物が写り込んでいたことに気が付いたのだという。
問題の生物は、皮膚が白っぽい灰色で馬のように長い顔と黒くつぶらな目をしているように見える。ウロコのようなものは確認できないため、魚などではないと思われるが、哺乳類と考えても奇妙な姿である。見た目で言えばジュゴンやイルカに似ているのだが、どちらと比較しても頭部が長く曲がっていて、似ていない造形となっている。
ロバートソン氏は生物については「まったく見当がつかない」と語っており、しかも撮影時にはこのような生物が近くにいたことに気が付かなかったとも証言している。
写真で見ると、かなり至近距離に生物が存在しているように思われるが、まず撮影をしていた海中洞窟はかなり暗く、フラッシュを切った状態で撮影したのだそうだ。謎の生物が写り込んだワンショットも、洞窟内の海の色を撮影しようとしていたものだったという。
だとすると、この生物は音も立てず、気配も感じさせることなく近づいてきていたということになる。大型の野生動物で人間のすぐ近くまで寄ってくる習性を見せるものは珍しい。
この写真に捉えられた謎の生物については専門家が確認したものの、明らかに既知の生物とは異なる特徴を持っている。それなりの大きさがあり、海生哺乳類のように思われるため、奇形のイルカやジュゴンではないかとする説もあるが、同様の固体が発見されたという報告はない。そのため、今も正体については謎に包まれたままなのである。












