コロンビアのメタリックな球形UFO騒動が話題になっている。3月に同国西部ブガ市にUFOが現れ、しばらく飛行し、野原に着陸する様子の動画がインターネット上にアップされた。5月上旬、そのUFOが回収され、ひそかに分析されていたことがメキシコ国営テレビなどで報じられた。そして、25日、米メディア・FOXニュースまでもが「科学者たちは、UFOだと考えられる球体の驚くべき発見をした」と大きなニュースとして報じるなど、騒動が拡大している。
この球形UFOは3月2日、コロンビアで最も古い都市の一つといわれるブガ市の上空を飛行し、その後、野原に着陸するところを目撃された。その動画を著名なUFO研究家スコット・C・ワーリング氏がユーチューブチャンネル「UFOサイティング・デーリー」で公開したものだ。動画はUFOが着陸した瞬間に唐突に終わる。「コロンビアで撮影された」という以外、情報がなかったため、それ以上、話題が広がらなかった。
その後、このUFOを回収したと主張するデビッド・ベレス・エル・ポトロ氏は、メキシコの著名なUFO研究家ハイメ・マウサン氏に渡し、マウサン氏の科学者チームが球体の分析を行ったようだ。5月上旬、マウサン氏が司会を務めるメキシコ国営テレビ番組「マウサン・テレビジョン」で、研究成果を発表した。
直径は約50センチで、重さは約2キロ。ポトロ氏は「冷蔵庫のような温度だった」と話した。
チームが分析した結果、チタンのような金属の3層構造になっているが、まだ金属を特定できていないという。
チームの科学者の一人、ホセ・ルイス・ベラスケス氏は「この球体には溶接や接合部が全く見られない。内部構造が高密度元素で構成されていることから、これは宇宙人起源である可能性が高い」と指摘した。
表面には、ルーン文字(ゲルマン人の最古の文字)、オガム文字(古代ケルト人の文字)、メソポタミア文字など、古代文字そっくりな記号も刻まれている。
チームがAIを活用して記号の解読を行ったところ「変化のサイクルにおける結合とエネルギーによる誕生の起源、統一、拡張、そして意識、つまり個人の意識の出会いの場」という趣旨が読み取れたそうだ。
しかし、非営利団体「インスティチュート・フォー・ラブ・アンド・タイム(愛と時間研究所)」の創設者兼理事長であり、サンディエゴ大学物理学・生物物理学部のメンバーでもあるジュリア・モスブリッジ氏は、FOXニュースに対し、「その地球外起源説については依然として懐疑的です。匿名のアーティストによるアートプロジェクトの可能性もあります。謎の発見について異常性を強調する前に徹底的な調査を行うべきです」と語った。
現在、球体は2023年にメキシコ議会で行われた「未確認異常現象規制公聴会」で、「宇宙人のミイラ」をサプライズ公開し、世界に衝撃を与えたマウサン氏の元にあるため、米国の研究者が分析することは難しいだろう。
この騒動について、オカルト評論家の山口敏太郎氏は「ここ数年、コロンビアでは球形のUFOが目撃されています。この手の球形UFOは、母船から発射された小型の偵察用UFOであることが多いです。今回は着陸した後に、UFOそのものが捕獲されている点が興味深いですね。これは日本でも高知県介良(けら)で発生した“介良事件”と似ています。高知県のケースでは、中学生によってUFOが捕獲されました。最終的に逃げられてしまっていますが、日本UFO史に残る大騒動になりました」と指摘した。













