英国のチェスター城の防犯カメラが白いフードをかぶった幽霊のようなものを捉えた。しかも、城を管理する政府組織がその画像を公開したため、信ぴょう性が高まっている。英紙デーリー・スターが先日、報じた。

 ストーンヘンジなど英国の歴史的建造物を保護する目的で政府により設立された組織「イングリッシュ・ヘリテッジ」が先日、フェイスブックに「今年のハロウィーンは、奇妙で説明できない出会いがあったスタッフからのリポートをお届けします。チェスター城のCCTVで捉えられた幽霊のような人物です」として、画像を投稿した。

 その幽霊のようなものは、黒い服を着てフードをかぶった青白い人物のように見える。

 深夜、動きを感知するカメラが異常な動きを捉えたため、職員に警報が届いた。警備員が現場に急行したが、そこには誰もおらず、警備犬もその場所に近づくのを拒んだという。敷地内を徹底的に調べたが、侵入者は見つからなかった。城の城壁には、門をよじ登る者を検知するカメラも設置されているが、何も反応はなかった。

 イングリッシュ・ヘリテッジは、この不思議な人物が幽霊だった可能性を「否定しなかった」。職員のおよそ半数は「以前から説明のつかない現象を目撃したことがある」と語っている

 イングリッシュ・ヘリテッジが管理する全英の城、修道院、歴史的邸宅では、これまでに多数の幽霊目撃例が報告されている。報告の中には、肘掛け椅子に突然〝白い手〟が現れたケースや、ノーサンバーランドのベルセイ・ホールの庭で遊ぶ〝幽霊の子供たち〟を見たというものもある。また、ベッドフォードシャーのレスト・パークでは、閉館作業中の夜勤スタッフが〝兵士のような姿〟を目撃したが、その姿は森の中へ消えていったという。さらに、ダービーシャーのボルソーバー城では、〝幽霊のピアノの音が館内に響いた〟という証言もある。

 イングリッシュ・ヘリテッジの歴史学キュレーター、マイケル・カーター博士は「〝死者が戻ってくる〟という物語は、記録のある限り、昔から語り継がれてきました。私たちはそうした話に心を奪われ、ひきつけられるのです。友人や家族と〝怖い話〟を共有するスリルに勝るものはありません。今回、イングリッシュ・ヘリテッジの各施設から寄せられた〝新しい怪談〟は、英国の幽霊譚の伝統が今も健在であることを示しています」と話している。