画像や動画に映り込む小さな光球のことをオカルトのジャンルでは「オーブ現象」という。別名「玉響(たまゆら)現象」とも呼ばれるが、そんなオーブと交信し、さまざまな形状に変化させることができると主張する人物がいる。X(旧ツイッター)のアカウント名「UFOと政治」運営者だ。しかも、変形させたオーブでアルファベット26文字を再現することに成功した。

オーブで形作ったアルファベット26文字
オーブで形作ったアルファベット26文字

 オーブは、室内、屋外問わず現れ、肉眼で確認できることはまれながら、写真や映像に映り込む、光を発する小さな球体だ。飛んだり、浮遊したり、突然出現したり消えたりとさまざまな動きをする。

 室内のほこりや屋外の雨粒にライトやストロボが反射してオーブのように見えることもある。しかし、それだけでは説明できない挙動をするオーブもある。

 オカルトかいわいでは、霊魂、未知の生命体、小型UFOなどといわれることがある。時には座敷わらしがオーブとなって、古い旅館内を走り回るとされる。

 関東の某県在住の「UFOと政治」氏は、昨年8月ごろ、自宅のリビングにオーブが出現することに気が付いた。そこから毎日のようにオーブを撮影し、Xに投稿するようになった。

「いわゆるオーブの正体は、チリや水滴、虫であると断定されてきましたが、毎日のようにスマホでの撮影を繰り返し、撮ることができたものを見ると、それらとは別のものであるということが確認できると思います」

 実際、12月某日、記者が同氏宅を訪れた。部屋を暗くして、スマホのライトをつけて動画撮影すると、画面には室内の空気の動きに流される小さなほこりとは別に、まるで意思を持っているかのように、独自の飛行をする少し大きめのオーブも確認できた。

 同氏はこれを“光体”と呼んでいる。

「昨年8月から1年4か月にわたって、毎日、観測・撮影を続けてきました。光体は時に20個ほどが連結し、その連結光体は飛行中に形状が自在に変化します。ゴミとは思えないような左右対称の図形のような光体や、どこか身に覚えのある形状が現れるようになり、光体とコミュニケーションが取れるのではないか、と思い立ちました。今年8月を過ぎると、激しく変化する光体を確認できるようになりました。光体への指示の出し方を工夫することによって、指示通りの形状に変化するケースが増えてきたのです」

 このオーブは、常に空を飛行している。急発進、停止、回転、ジグザグ、トルネード、飛行スピードの変化などがある。基本的にほぼ白だが、さまざまな色に変化することもあるという。

 光体とのコミュニケーションが可能なのではないかという仮説をもとに、実験の一つとして光体にアルファベット26文字になるように指示を出してみることにした。すると「7日間でaからzまですべてそろいました」と驚くべき結果になったのだ。

 この実験を知った知人の会社員の高橋薫氏が、その26文字を使って、テキスト(文字)を入力するだけでオーブでのフォントを自動生成してくれるツール「オーブ・フォント・ジェネレーター」(https://orb―font―generator.com/)を作成した。そして、誰でも使えるよう、無償提供している。

 高橋氏は「私は出版社にいたこともあり、フォント、文字が大好きなので、この“オーブ・フォント”を何かに使えないかと考え、『~ジェネレーター』がはやっているので作りました」と語る。

「UFOと政治」氏は、今後も光体の研究を進めていくという。

 UFO研究家の竹本良氏は「実体の解明がまだされていないオーブを使ってアルファベット文字を作る、これだけでもすごい。UFOと政治さんが撮影するオーブはジグザグ運動はするし、テレポートのように出現消滅する。また物体を通過したり、意識に反応し、まるでUFOの運動に似ています。オーブはマイクロUFOであり、UFOはマクロオーブなのかもしれません」と指摘した。