バード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ教授がホワイトハウス、情報機関、国防総省のための「UAP科学諮問委員会」の設立を任されていることを明らかにした。米メディア・ニュースマックスが13日、報じた。
国防総省が12日、「UFOファイル」第3弾となる記録を公開した。今回公開されたファイルには、53件の文書、10枚の画像、6本の動画、そして3本の音声記録が含まれている。5月8日の第1弾、5月22日の第2弾と合わせ、計294点のファイルが公開されたことになる。
公開の数時間後、ローブ氏は、ニュースマックスのニュース番組「カウント」に出演した。
ローブ氏によれば、今回の公開で特に注目すべきなのは、国防総省傘下でUFOを含むUAP情報を一元管理する全領域異常解決局(AARO)のジョン・コスロスキ局長が今年6月5日付で国防総省に送った書簡だという。
その書簡には、2023年10月に2日間にわたって発生した出来事が記されていた。法執行機関の職員らが、異常な動きをする複数のオーブ(球状物体)を目撃したというものだ。中には1つのオーブが複数の小さなオーブへと分裂したケースも含まれていた。しかし、AAROはその遭遇事例で記録された現象の約40%について説明できなかったという。
ローブ氏は「これらが実在する物体であることに、私の中では疑いの余地はありません」と断言した。
その上で、最も重要な問題は「それらが敵対国によって運用され、われわれの戦略的重要資産に対するスパイ活動に用いられている技術なのかどうかです。もしそうなら、これは極めて重大な問題になります」と指摘した。
またローブ氏は13日、UAP科学諮問委員会の設立を発表する論考を公表したことを明かし、「若い科学者たち」で構成されるチームが、こうした謎の解明に取り組むと説明した。
「少なくとも、これは国家安全保障上の問題です」と強調した。
一方で、これらの目撃事例が地球外生命体に由来する可能性や、政府の極秘計画である可能性について問われると、ローブ氏は「人類が作ったものではないと断定できる明確な証拠は、これまで見たことがありません」と慎重な姿勢を示した。
ただし、その可能性自体は否定しなかった。
「もし非人類起源の物体がたった1つでも見つかれば、それは何百万という対象を調べた末に得られる最高のご褒美でしょう。それは科学史上最大の発見となるはずです」と述べた。
なお、国防総省がUFOファイルを公開しているサイトは、開設以来、17億回以上のアクセスを記録しているという。












