皇族数の確保を盛り込んだ皇室典範改正案は10日、衆院本会議で可決され、参議院に送付された。
同改正案はこの日、午前の衆議院議院運営委員会で木原稔官房長官が趣旨説明。与野党による質疑終局後、改正案は可決され、本会議に緊急上程された。
本会議では自民党、日本維新の会、中道改革連合、国民民主党、参政党などの賛成多数で可決。来週から行われる参議院でも賛成が過半数に達する見通しで、今国会(17日まで)で成立する公算となった。
同法案をめぐっては自民党の船田元衆院議員が本会議の採決を欠席、中道4人の衆院議員が党の賛成方針に反して採決前に退席した。
衆議院で唯一反対したのは日本共産党だけだった。本会議終了後、国会内で会見した山添拓政策委員長は「皇室典範の意見は委員会の審議の中で塩川国対委員長から表明をしていますが、やはり内容もやり方も酷い。この短時間で委員会、本会議ということをですね、わずかな時間で強行採決しようとしていること自体に抗議したいと思っています」とコメントした。
同法案に賛成した国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「自民、維新の与党に加え、国民民主党、そして中道、参政党、チームみらい等々もですね、賛成にまわった。共産党さんは反対ということで、おおむね、衆議院の与野党を超えた総意として参議院に送られることになったと思います」と振り返った。
「ただ、これ、あくまで皇族数の確保を目的とした、そもそも出発点であとからいろんな声が出てですね、議論が拡散されたように見えますが、あくまでいま16名まで減った皇族のみなさまの数。そのうち11名は女性という現実。そして9名の皇族の方々が60歳を超えていらっしゃるという現実の中で、未成年の皇族がいまゼロになっているわけです。この現実をなんとかですね、わが国の礎(いしずえ)である天皇陛下を中心とした皇族のみなさま方のわが国の皇族をどう守っていくのか、どう(皇族)数を確保していくのかが出発点です。この原点をおさえることができたのは、私も評価したいと思います」と榛葉氏は持論を述べた。












