高市早苗首相をめぐる中傷動画問題が連日国会で追及されている。
週刊文春は高市陣営が自民党総裁選や2月の衆院選で他候補を中傷する動画を作成したと報道。作成を担当した松井健氏と高市事務所の秘書とのやり取りの音声を文春オンラインが有料公開していた。
有料会員になりたくないとしぶっていた高市氏だが、5日の参院予算委員会で音声を確認したと答弁。しかし「(秘書の声は)私と対話するときよりもかなり高い声で、はきはきとしゃべっていたので違和感があった」と首をかしげた。
ならば文春に抗議しないのかと問われると「私は日本国を背負って国家経営に取り組んでいる。そういうことに時間を使う暇はないという思いです」と突っぱねた。野党は高市氏の答弁に納得せず、秘書の参考人招致を要求している。
社民党のラサール石井幹事長はこの日の記者会見で「詰んだ状態」と指摘。なぜ高市氏は訴えないのか。ラサール氏に聞くと「訴えたらいろいろ出てくる。しゃべる必要も出てくる。高市氏はとにかくスルーしたいんですよ。成功体験もありますからね」と指摘。
高市氏が総務相だった2023年に総務省の内部文書が流出したことがあった。放送法の政治的公平性をめぐる文書で高市氏は「ねつ造」と強く反発。野党側から「ねつ造でなければ議員辞職するか」と問われ、高市氏は「結構だ」とタンカを切っていた。
ラサール氏は「本物だったらやめると言って結局やめないというね。その成功体験があるから、今回のことも逃げ切れると思っているんですよ。すごく矮小化しようとしていますよね。週刊誌と私のどっちを信用するんだみたいに。そんなに言うなら秘書を参考人招致してみんなで聞くくらいのことはしていいんじゃないの」と述べた。












