元気があれば、8・5ゲーム差だって何とかなる!――。セ3位のDeNAは9日の広島戦(横浜)に3―0で快勝し、8月は7勝1敗と猛進中。その上昇気流を支えているのが、7月から一軍に配置転換された鈴木尚典一軍打撃戦術・育成コーチ(54)だ。〝元祖ハマの安打製造機〟は相川ベイのオフェンス改革に奔走する一方、18日からの巨人3連戦(横浜)で「AIアントニオ猪木」と再会する瞬間を心待ちにしている。

 ――鈴木コーチが一軍へ配置転換された7月以降、打線が活気を取り戻してきた

 鈴木コーチ 僕は何もしてないですよ(笑い)。同じタイミングで一軍に来たエンカーナシオンの存在が大きいよね。彼が打線の軸になってくれてウチらしい本来の打撃になってきた。あれだけ少なかった本塁打数もリーグ2位の81本でしょ。本塁打って相乗効果や勢いも出る。

 ――まさにマシンガン打線復活

 鈴木コーチ あの時代に似たような点の取り方ができるようになってきた。伝統なのかねえ(笑い)。当時も(ロバート)ローズが4番の軸として機能して周りにもいい流れを持ってきてくれた。エンカーナシオンもまさにそうだよね。98年も「5点ビハインドまでなら何とかなる」って空気があったんだけど、今もそれに似たものを感じるようになってきた。

2025年の新日本1・4東京ドーム大会を観戦した(当時の)三浦大輔監督(左)と鈴木尚典コーチ
2025年の新日本1・4東京ドーム大会を観戦した(当時の)三浦大輔監督(左)と鈴木尚典コーチ

 ――首位の巨人とは8・5差。今週はもちろん、18~20日に本拠地で迎える3連戦も重要になる

 鈴木コーチ もう本当に大切な対戦になりますよ…。って、でいつまでマジメな話してるんだよ? 他に聞きたいことがあって俺のところに来たんだろ?

 ――おっしゃる通りでございます…。同3連戦で行われる「横濱漢祭2026」では応援元帥として「AIアントニオ猪木」が参戦

 鈴木コーチ 俺の幼少期からの憧れの人だからね! ホーガン戦で舌を出して失神した試合とかは衝撃だったなあ…。番長(三浦前監督)と一緒に猪木さんの控室まで行ったこともある。めっちゃデカかった。感動したわ。

 ――28年ぶりとなるリーグ制覇のためにもナインたちにはより一層の闘魂を求めたい

 鈴木コーチ そりゃ150キロを超える球が当たったら命にかかわることもあるからね。アドレナリンを出していかないと勝負にならないよ。