ファンの期待を大きく裏切る低迷を続けたメッツの主砲フアン・ソト外野手(27)が肩を落として今季の反省を口にした。最終戦の27日(日本時間28日)の敵地ナショナルズ戦も4―6と逆転負け。ソトは5タコに終わり、打率2割7分5厘、27本塁打、68打点。足のケガに悩まされ、物足りない成績となってしまった。

 74勝88敗で東地区最下位に終わり、6月下旬にはポストシ―ズン進出の可能性がほぼ消滅。メンドーサ監督が解任される激震に見舞われた。さすがに責任を感じてか「厳しいシーズンでした。浮き沈みが激しく、失望と恥辱の連続だった。もっとしっかり準備をしなければならない。もっとうまくならないといけない。チームのために尽くさなければならない、ということを痛感しました。162試合すべてに出場し、できる限り貢献しようと努力します」とNYメディア「SNY」に殊勝な言葉を並べている。

 度重なるふくらはぎのケガで欠場を強いられ、波に乗ることができなかったため「下半身全体をしっかり鍛えないといけない。もっと強くする必要がある。全身に気を使って最高のコンディションに仕上げたい」と誓った。

 ただ、その一方で来季、巻き返しできる根拠について「カーソン・ベンジだ」と即答した。今季メジャーデビューした23歳の新人外野手で、156試合で打率2割8分2厘、20本塁打、65打点、22盗塁、チーム最多の168安打をマーク。守備でも外野からの捕殺10回を記録した強肩を持ち、走攻守に秀でた天才だ。

 その才能にほれ込むソトは「それが私たちの自信の源です。チームには本当に優秀で才能ある選手がそろっている。若い選手が中心となってチームを支えてくれる。あとは彼らを正しい道へと導き、どこに向かうのか教えてあげればいいだけだ」とニンマリだ。

 自ら逆襲の先鋒に立つかと思いきや、まさかの新人頼みとは…。若手の台頭は頼もしいとはいえ、15年7億6500万ドル(約1147億円)の破格契約の重みを忘れてはいけない。