宿敵に100勝目を献上した同日、最後に悪目立ちしたのは指揮官だった。ジャイアンツは27日(日本時間28日)、本拠地オラクル・パークでドジャースとのレギュラーシーズン最終戦に臨み、延長10回の末に1―5で敗れた。5年連続でナ・リーグ西地区を制し、世界一3連覇を狙うドジャースは100勝62敗。一方のジャイアンツは65勝97敗で、5年連続でポストシーズン(PS)進出を逃した。
そんな明暗くっきりの「カリフォルニア・ダービー」で、トニー・ビテロ監督(47)がまたも主役になってしまった。3回、ムーキー・ベッツのハーフスイングを巡る判定に抗議して退場。今季7度目でメジャー最多となった。
退場劇そのもの以上に厳しい視線が向けられたのは、その舞台とタイミングだ。インド系の米メディア「スポーツ・キーダ」は、シーズン最後の一戦で再びベンチを去ったビテロ監督に対し、SNS上で批判が相次いだと報道。低迷の責任を負う立場でありながら、最後まで試合を指揮できなかった姿勢に疑問を投げかける声が噴出したという。
ジャイアンツは昨季の81勝81敗から大きく後退し、2017年以来となる97敗以上の惨敗。首位ドジャースには実に35ゲーム差をつけられた。故障者続出という事情はあったにせよ、シーズンを通じて立て直せず、終盤は若手中心の陣容で消化試合を重ねる苦しい展開となった。
その最終日に、指揮官が判定への抗議で途中退場。有終の美どころか、勝敗以上に〝また監督が消えた〟という印象を残したのでは、今季の低迷に自ら泥を塗ったと受け取られても仕方がない。
とはいえ、ビテロ監督は今季限りで退任するわけではない。バスター・ポージー編成本部長はすでに来季続投を明言している。ならば〝負け逃げ〟は許されないはずだ。宿敵ドジャースに35ゲーム差をつけられた屈辱も、最後の退場劇で浴びた批判も、すべて背負って27年シーズンに答えを出すしかない。












