広島が31日の中日戦(マツダ)で3―1の逆転勝ちを収め、後半戦を白星でスタートした。新井貴浩監督(49)は、勝因に先発・床田寛樹投手(31)の粘投を挙げた。

 床田は2回一死一、三塁から高橋宏にセーフティースクイズを決められ、自らの野選で先制点を献上。それでも一死満塁では細川を4―6―3の併殺打に打ち取り、7回1失点と試合をつくった。

 新井監督は「先制されたけど、その後、トコが最少失点で粘ってくれてたんで、終盤の逆転につながったと思います」と評価。「ランナーを背負いながらも粘り強く投げてくれた。先制された後もピンチだったんですけど、あそこで細川くんをゲッツーで切り抜けたっていうのは、すごく大きかったと思います」と振り返った。

 赤ヘル打線は相手先発・高橋宏の前に6回まで無得点。それでも7回に相手失策で同点とすると、8回には菊池の勝ち越し5号ソロ、大盛の適時三塁打で試合を決めた。

 高橋宏について指揮官は「立ち上がりからアウトコースに真っすぐも変化球も決まっていた。粘るしかないですよね。これ以上失点すると厳しいというところで、床田が粘って頑張ってくれたので、今日のようなゲームになったと思います」と攻略の難しさを明かした。

 さらに、同点機を演出した秋山、小園についても「2人とも良かった。高橋くんという素晴らしいピッチャーに対してもいい反応をしていたので、ナイスバッティングだったと思います」とたたえた。

 後半戦初戦を白星で飾った指揮官は「いいスタートを切りましたのでね。1戦1戦、とにかく頑張っていきたいと思います」と前を見据えた。敗れれば最下位転落だった一戦をものにし、反攻へ弾みをつけた。