西武は26日のロッテ戦(ベルーナ)に5―4でサヨナラ勝ちし、連敗を「3」で止めた、今季から日本ハムからFA加入した石井一成内野手(32)が〝3位転落危機〟を救う起死回生の同点打を放った。

 2点を追う9回無死一、二塁で迎えたこの日4打席目。敵の守護神・横山の6球目、148キロを「三振というか、中途半端なバッティングだけはしないように、自分のスイングしようと」と左中間を突破する会心の同点適時三塁打に。土壇場で4―4と試合を振り出しに引き戻し、直後のベテラン・中村のサヨナラの布石にもなった。

 9回の時点で、日本ハムがオリックス戦に勝利したこの日の試合結果が球場のビジョンにも掲示されており、西武がこの日のロッテ戦に敗れれば、8月9日以来の3位転落の屈辱を味わうところでもあった。それだけに、この日54歳の誕生日だった西口監督も絶賛する劇的打となった。

 クライマックス・シリーズ(CS)の本拠地開催権を争う2位争いのライバル・日本ハムは、石井にとって昨季まで9年間在籍した古巣でもある。レギュラーシーズンの最終盤で、元同僚たちと順位を巡って激しい火花を散らす展開に「うれしいですし、やっぱり強いチーム。そこは倒してこそなんで。(2位より)上には(優勝した)ソフトバンクもいますし、しっかり上を見据えて、足元を固めてやっていくべきかなと思います」。

 石井一にとっても気心の知れた元同僚も数多くいる〝元チームメート〟たちに、存在感を示す一打となった。