攻撃陣の奮起で接戦を制した。パ2位・西武は25日の首位ソフトバンク戦(ベルーナ)に8―6で逆転勝利した。

 試合後の西口文也監督(53)は開口一番は「勝てて良かったです」とホッと息をついた。両軍による点の取り合いとなった6回の攻防で、レオ打線がソフトバンク以上の集中攻撃を披露した。

 5回まで2―3と1点を追う展開。西武先発・武内が6回に6番・川瀬の2点タイムリーなどで3点を失い、2―6と4点差とされた直後、西武打線が驚異的な粘り腰を見せた。

 疲れの見えたソフトバンク・大津に一気に襲いかかった。先頭の5番・カナリオ、渡部が連続四球を選び、無死一、二塁とすると、続く小島、仲三の連打を1点を返し、大津をKOする。

 さらに2番手・ヘルナンデスにも攻勢の手を緩めず。9番・西川、1番・滝沢の連続適時打で5―6と1点差につめ寄り、なおも無死満塁から石井の犠飛で瞬く間に6―6の同点とした。

 押せ押せムードの打線は、さらに一死一、二塁から、敵左腕の乱調にもつけこんだ。迎えた林安可が、ボークで二、三塁に進塁後に中堅へ犠飛を打ち上げ、7―6と勝ち越しに成功。なおも二死三塁で続くネビンを迎えた場面で、またしてもヘルナンデスがボークを犯し、労せずして三走が生還し、8―6と突き放した。

 打者9人、2つの四球と長打なしの4本の単打、2本の犠飛を駆使したもぎとった大量6点の逆転劇に、西口監督は「2つのフォアボールから(打線が)つながったっていうところが、一番大きかったと思います。みんな気持ちで打ってくれたと思います」とニンマリだ。

 打線の奮起で今カードで初めてリードの展開となり、終盤7回以降は森脇→ウィンゲンター→甲斐野と1イニングずつつなぎ、鷹打線の追撃を交わした。

 これで首位とは再び4・5ゲーム差。「この3連戦、最低でも勝ち越し」(西口監督)と総力戦で臨んだソフトバンクとのカード2戦目は、中盤の打線の奮起で5分の星に。自軍に傾きつつあるカードの流れを感じつつ、翌26日の前半戦の最終戦での必勝を期していた。