米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(テネシー州ナッシュビル)が22日(日本時間23日)に放送され、オカダ・カズチカ(38)が相棒のAEWインターナショナル王者カイル・フレッチャー(27)と対立の火種を抱えた。

 先週には同王座を奪われたKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)を襲って、遺恨が再燃した。フレッチャーとは同じ「ドン・キャリス・ファミリー」でタッグコンビ「プロトオカダ」を組むが、ベルトをめぐり緊張関係も生じた。フレッチャーも傍若無人ぶりが目立つようになり、PPV「AEW Redemption」(26日=同27日、カナダ・モントリオール)ではバンディードを相手に防衛戦を行うことも決まった。

 この日は「プロトオカダ」でブロディ・キング&バンディードとタッグ激突。試合前にはファミリーでリングに集結したが、フレッチャーがTNT王者ケビン・ナイトとも内輪モメを始める。ナイトはファミリーの力を借りず、フレッチャーの持っていた防衛記録を塗り替えたと主張。これにフレッチャーは「俺だって誰の力も必要ねえ」と言い始め、バンディードとのタイトル戦もオカダと組んでのタッグ戦も、ファミリーがセコンドに就くことを禁止とした。

 ゴングが鳴ると、オカダは仏頂面でコーナーに控える。それでも、フレッチャーのピンチには自ら交代してブロディを合体ブレーンバスター、バンディードを合体フラップジャックで叩きつけ、相棒と和解の握手をかわす。続けてブロディとはド迫力の攻防を展開。相棒が再び危機に陥ると、バンディードにドロップキックを放ち相手の合体攻撃を阻止してみせた。

 さらにブロディを捕らえ、フレッチャーがスーパーキックを打ち込む。すかさすオカダはとどめのレインメーカーにいくも、ブロディにかわされフレッチャーに誤爆。ところが特に慌てる表情は見せず、内心は「まあいいか」と気にしていない様子だ。この隙をブロディに狙われ、ローリングエルボーで場外に落とされ、トペ・スイシーダを浴びた。リング内のフレッチャーは、バンディードの21プレックスでなすすべなく3カウントを奪われた。

 試合後のフレッチャーは当然のように激怒し、「ふざけんなよ、全部お前が悪い。俺はお前のせいで負けたんだ!」とオカダに激しく詰め寄る。オカダはわざとらしく両手を合わせて謝罪のポーズを示すが、フレッチャーが目をそらすと不敵な表情に変わり、本気で謝っていないのは明らかだ。怒りまくる相棒をよそに、独りで花道を引き揚げていった。

 不敵な表情に隠された本心は、やはり相棒を裏切ってのベルト奪回なのだろうか。