中日は11日の広島戦(バンテリン)に8―1で勝ち、今季5度目の3連勝。5位・広島に1・5ゲーム差に迫った。

 中日は初回、1番打者の岡林が右翼ホームランウイングに先頭打者ホームラン。「打ったボールはツーシームです。内にきた球にうまく反応できました。先制できて良かったです」という先制アーチで竜党のボルテージは一気にヒートアップした。

 この回、さらに一死一、二塁とチャンスを広げると今度は石川昂が中堅へ6号3ランを放ち4―0。「打ったボールはスライダーです。チャンスで回ってきたのでランナーを返したいと思っていました。追加点を取れて良かったです」という石川昂の一発で、初回から流れはドラゴンズへ傾いた。石川昂は5回にも2点適時打を放ち、プロ入り最多となる1試合5打点を記録した。

 中日先発・涌井秀章投手(40)は初回から走者を許しながら、ベテランらしい落ち着いたピッチングで、4回まで無失点。5回二死二塁の場面で代打・佐藤啓に右前適時打を許して1点を失ったものの、6回6安打1失点で今季初勝利を挙げた。

 涌井は2005年のルーキーイヤーから、これで22年連続勝利を記録。新人からの22年連続勝利は24年連続勝利の石川(ヤクルト)、22年連続の米田哲也(阪急、阪神、近鉄)に次いで3人目となる。

 石川昂と一緒にお立ち台に上がった涌井は「岡林が前のカードで13打数1安打でちょっと調子悪かったんですけど、ハッパをかけたら先頭打者ホームランを打ってくれたので波に乗れました。(野手には守備でも)助けてもらっているので、日頃からの投資が役に立ってきていると思います」と野手陣に感謝。

 22年連続勝利について「素直にうれしいですし、もう40(歳)なんだなと思っています」と語った不惑の右腕が「(石川)昂弥が明日もここ(お立ち台)に立つでしょう。頑張れ!」と予言すると、スタンドからは2人のヒーローに大きな拍手が送られた。