バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(58)が、自身のYouTubeチャンネル「小川直也の暴走王チャンネル」を更新。新日本プロレスの新体制とレスラーの報酬について言及した。

 5月に新日本の親会社ブシロードが、全株式をテレビ朝日とサイバーエージェントに売却することを発表した。今月30日が譲渡日で、テレビ朝日の連結子会社として新体制がスタートすることになり、話題を集めている。

 小川氏のプロレスデビュー戦は1997年4月の新日本・東京ドーム大会。〝破壊王〟橋本真也との最後の一騎打ちは、2000年4月にテレ朝で「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退スペシャル」としてゴールデンタイムで生中継されただけに、小川氏も注視している。

 中でも新日本の棚橋弘至社長とは、現役時代の2004年11月に大阪ドーム大会のタッグ戦で対戦経験がある(棚橋、天山広吉組vs小川、川田利明組)。それだけに「逆に心配しちゃう。社長業って大変じゃん。棚橋君、頑張ってるなあと見てたが、野球選手と同じでレスラーもリング上にあるからこそ、価値があるっていうのはあるし。事務職・棚橋を応援するかって言ったら、そうじゃないじゃん。別ものになるし、選手とは違うから。それが大変だなあと思う。頑張れよって意味でね」とみている。

 新体制で選手の給与がどうなるかと質問された小川氏は、現役時代に新日本、テレ朝の関係者と話す機会があったと明かし、ブシロード時代は比較的に安定していたと聞いたという。「それが戻るってことは…。でも、わかんない。オレはブシロードの給料見たことないんで、言えないけどな」と語った。

 その上で「オレは昔、月割り(月給)でもらうのが好きじゃなかったからさ。新日本のレスラーはそれがありきだったから、いつも『サラリーマンみたいなこと、やってんじゃねえ』とバンバン〝口撃〟してたけどね」と振り返る。

 小川氏も柔道時代はJRAの職員で社宅に住んでおり、プロレスラーに転向したのも「サラリーマン生活が嫌だったから」と公言してきた。ある時、記者から質問され「サラリーマンみたいなこと聞かないでよ」と答えると「私、サラリーマンですけれど…」と返され、苦笑いされたこともある。

 元暴走王は「プロレスラーは1年契約だから、そんなこと、こだわらなくていいと思ったんだよね。こだわってないからあちこち(のリングに)行けてたんだけど。今のレスラーの気持ちはわからないし、どうなんだろね。オレは社長とか(運営)の興味はなかったから」と持論を述べる。

 最後は「変わった新日本プロレスには頑張ってほしい。新日本を良くするための人たちが戻ったという感覚になってほしい」と、〝古巣〟にエールを送っていた。