【The Ranking~気になるモノを徹底調査】バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した元暴走王・小川直也氏(57)が「小川直也の暴走王チャンネル」との合同企画で自身が戦い強烈な印象が残った「最強ベスト3」をピックアップした。

 最初に挙げたのは最大のライバルで“破壊王”故橋本真也さんだ。シングル5試合で暴走王の3勝1敗1無効試合。「1無効試合」は1999年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会で破壊王をパンチとキックだけで叩き潰し、試合後に大乱闘を誘発した“1・4事変”だ。

「打たれ強いよね。あれだけ殴って蹴っても気絶しないんだもん。やっぱり強えんだよ。1・4も実は(橋本さんは)KOされてない。倒れてないんで、プロレスラーは強いなと思った」と振り返り「精神的に強かった。ケサ斬り(チョップ)は痛いし、重爆キックは耐えても重すぎてしんどかった」と2005年に急逝した盟友をしのんだ。

ヒョードルに秒殺された(04年8月)
ヒョードルに秒殺された(04年8月)

 2人目は04年8月に総合格闘技のPRIDEヘビー級GP準決勝で激突した“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル。1Rわずか54秒、腕十字で惨敗。「自分の中では初めての瞬間移動。ここにいるなと思ったら後ろにいたからビックリ。オレもいろんな相手と戦ったけど、あのスピードは異次元。人間離れしていたよ」と脱帽だった。

ドン・フライ(右)を相手に大苦戦(98年10月)
ドン・フライ(右)を相手に大苦戦(98年10月)

 3人目は「高山(善廣)選手、川田(利明)さん、三沢(光晴)さん、武藤(敬司)さんもみんな強くて味があった」という中、ドン・フライをチョイス。故アントニオ猪木さん引退試合の相手。暴走王はフライに敗れ、師匠の相手という大役を逃した。「あれを落としたのは大きい。未熟さがいっぱい出た」と今も悔しさを隠せない。

「修業時代から一緒にトレーニングした仲間でもあるし、身体能力がズバぬけていた。パンチは強かったし、高山選手との試合(02年PRIDE)もヤバかった。アルコール好きでいつも酒臭かったけどな~」と笑顔で語っていた。