バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(57)が、自身のYouTubeチャンネル「小川直也の暴走王チャンネル」を更新。格闘技イベントRIZIN」の榊原信行CEO(62)との対談を公開した。
小川氏は2000年代、榊原氏が手掛けたRIZINの前身の総合格闘技イベント「PRIDE」とプロレスイベント「ハッスル」に参戦。元ハッスルGMでRIZINの笹原圭一広報部長も加わり、〝伝説のイベント〟を振り返った。小川氏は「プロレスの要素をPRIDEに持ち込んだら、スゲー、怒られた。PRIDEのファンが怒ってんの。怒れば怒るほどこっちはやってたろうと思って…」と苦笑い。
2000年には「PRIDE・GP」の会見に乱入し、高田延彦に菊の花束を投げつける騒動を起こした。「外国人たちは何も聞いてないから、オレをただの乱入者と思って、誰かわからないけど、がっちりやられた。PRIDEファイターに囲まれたんだぞ」と話すと、榊原氏も「今考えると、むちゃくちゃ面白いですね」と笑うと、「あの当時は小川旋風。小川さんの一挙手一投足に注目が集まっていた。一時代を築きましたから」と、暴走王を持ち上げた。
榊原氏はタレントや元プロ野球選手もリングに上げ、破天荒なイベントだったハッスルについても「今の時代だったら、もっとウケてたかもよ。ユーチューブだったり、TikTokとかSNSがあったら。あの当時では最先端、極上のエンターテインメントをお届けした」と胸を張る。「今の時代でも根っこは一緒。オーちゃんがやってたことをやれるプロの格闘家が出てきたら、大人気になる」とまで言ってみせた。
さらに当時の外国人選手にも、人材がそろっていた。小川氏が「外国人が勝手に自分のキャラをつくっていた」と言えば、榊原氏も「セルフプロデュース。ヴァンダレイ(シウバ)とか、クイントン(ランペイジ・ジャクソン)とか、(アントニオ・ホドリコ)ノゲイラたち、ヒース・ヒーリングとか、どうやったら人気者になれるか、自分たちの売り方をあの当時の外国人選手のほうが考えていた。小川さんがウケてたり、桜庭(和志)がウケてたりというのをまねる選手が出てきた」と指摘する。
小川氏のトレードマークだったハッスルポーズは、社会現象にまでなった。「プロレスに完全なイノベーションを起こした」(榊原氏)ハッスルには、新日本プロレスマットの象徴だった長州力まで加わった。榊原氏は「最初、長州さんとか嫌がってましたから」と明かすと、「長州さんもそういう意味では頑固な部分もあるけど、新しい小川さんがやろうとしているものに、今はちゃんとついていこうと協力する意志はあった」と分析。笹原氏は「長州さんが小川さんのやっているものに興味はあったけど、自分が守ってきたプロレスもあるし、そこの葛藤がすごい感じられた」と、当時の様子を明かしていた。














