急展開でも不安なし!? 日本ハムの新庄剛志監督(54)が楽天の指揮官に急きょ就任した吉井理人監督(61)との〝再戦〟を心待ちにしている。

 成績不振に陥っていた楽天は10日から三木前監督が休養に入り、塩川ヘッドコーチが監督代行を務めてきた。ところが、リーグ戦再開を前に昨季までロッテを率いた吉井監督を新たに迎える異例の人事を敢行し、17日に正式発表した。

 日本ハムは今季の楽天戦で7勝4敗。相手は借金17を抱えて単独最下位に沈むが、指揮官の交代で息を吹き返す可能性もある。リーグ優勝を狙う上でなかなか読めない厄介な相手となりそうだが、新庄監督は「また吉井さんと対戦できるの、楽しみですよ」とニンマリだった。

 まるで動じるそぶりも見せなかった背景には〝相性の良さ〟もあるとチーム周辺でささやかれている。日本ハムは吉井監督がロッテで指揮を執った2023年以降、負け越したのは同年の1度だけ(11勝14敗)。しかも当時はチームが「トライアウト中」で若手が大きく成長した現在とは状況が全く異なる。その後は24年が18勝6敗1分け、25年も17勝8敗と大きく勝ち越しており、新庄監督には「苦手意識」がないというわけだ。

 さらに吉井監督は投手出身のため、継投を含めた投手起用や若手育成に定評があるものの、攻撃面に関しては信頼を置けるヘッドコーチや打撃コーチに一任してきた経緯がある。こうした部分に新庄監督はつけ入る隙を見いだしているからこそ「ピッチャーに関してはものすごく詳しい方」と絶賛する一方「攻撃面はどうなのかな、というところはありますね」と不敵な笑みすら浮かべていた。

 日本ハムが新体制となった楽天と初めて対戦するのは7月3日からの敵地3連戦。新庄監督は「(監督が代われば)使われる選手の気持ちも変わってくる」と警戒を緩めることはないが、ロッテ時代の吉井監督と同じく再び手玉に取るのか…。「ピッチャーの起用法とか『ここでこのピッチャーを投げさせるんだ』という学びもあった」と敬意も払った吉井監督との再激突が注目される。