ドジャースは31日(日本時間1日)、本拠地ロサンゼルスでのフィリーズ戦に9―1で快勝。2回から8回まで小刻みに毎回得点を重ね、強豪対決を2勝1敗で勝ち越した。
ボディーブローのようにジワジワと相手を追い込んでいった中、4回には「7番・左翼」で先発出場していたライアン・ウォード内野手(28)が右越えへメジャー初本塁打となるソロをズドン。マイナーで7年間過ごした苦労人が通算8打席目で大きな結果を残し、チームメートやドジャー・スタジアムの大観衆から祝福された。
出場したのはまだ3試合ながら打率3割7分5厘でOPSは1・125。28日(同29日)に左太もも裏を肉離れしたテオスカー・ヘルナンデス外野手(33)の代役として昇格したが、この日放ったメジャー1号は〝記念弾〟にとどまらない意味を持つかもしれないという。
米メディア「アスロン・スポーツ」は「テオスカー・ヘルナンデスにジレンマをもたらした」とし「このホームランは単なる節目となるだけでなく、28歳の彼がドジャースの有望株ランキング19位に位置づけられている理由を改めて示すものとなった」と伝えた。
ウォードは長いマイナー生活で通算725試合に出場してOPS0・841。メジャーの舞台でも通用する片りんを見せつけた上、ドジャースが直近17試合で14勝を挙げていることから「T・ヘルナンデスとウォードの入れ替えが勢いをそぐ可能性は低い」「彼(T・ヘルナンデス)がいなくても十分な戦力を備えている」と分析した。
ドジャースではフリーマンやマンシーら実績十分の実力者を擁する一方、〝高齢化〟が叫ばれ続けている。勝利と育成の両立を求められるが、同メディアは「ドジャースは実績のない選手を試しても優勝争いから脱落しない希有な立場にある。だからこそウォードをスタメンから外すことを急ぐ必要はない」とピシャリ。T・ヘルナンデスの復帰は7月上旬となる見通しで「それまでの間にウォードにさらなる出場機会を与え、外野手の選択肢をもう1人確保できる可能性がある。MLBのチームで戦力の厚さはいくらあっても足りない」としている。
3試合で決めつけることはあまりにも早計だが、長い下積み生活を経て一つの結果を残したことは確か。スラッガーとしてだけでなく、ムードメーカーでもあるT・ヘルナンデスにも世代交代の波が押し寄せようとしている。












