エンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手(34)のトレード移籍に関する米報道が後を絶たない状態となっている。
チームは今季もア・リーグ西地区最下位に低迷。一方、近年度重なる故障に悩まされたトラウトは29日(日本時間30日)の試合まででリーグ7位タイの13本塁打を記録するなど56試合に出場している。そのため、8月上旬のトレード期限までに大谷翔平投手(31)も在籍するドジャースなど上位球団にトレードされるとの移籍が何度も取りざたされている。
しかし、2030年まで残る1億8500万ドル(約289億円)を超える契約金の支払い、そしてトラウト自身のトレード拒否権により、実現する可能性は低いとも伝えられる。米大手紙「USA TODAY」の敏腕記者であるボブ・ナイチンゲール氏も「彼はトレード拒否権を放棄するつもりは全くない」と報じたばかりだ。
それでも一寸先は闇でもある。米メディア「クラッチ・ポインツ」はこの日「トラウトのトレード拒否条項が問題となっている。しかし、キャリアを通じてワールドシリーズ出場経験が一度もないことを考えれば、10月のポストシーズンの魅力にひかれてトレードに同意する可能性はあるだろう」と報じた。
とはいえ、ドジャースはすでに巨大な戦力を誇る。ただ「これは野球だ。野球において戦力が多すぎるということはない。理由の一つはケガ。ドジャースが主力選手を失った場合、トラウトは保険になる」と断じ「ドジャースがトラウトを獲得すべきであろうもう一つの理由は野球界全体に与える影響にある。確かに衝撃的な出来事と言えるだろうが、それ以上に対戦相手の士気を下げることになるだろう」と主張した。
また、同メディアはエンゼルス自体がファームの強化に乗り出していることも、功労者ながらベテランのトラウトを放出する一因になるとしている。胸の内はトラウトにしか分からないが、スーパースターに安息の時はない。












