DeNAは28日のオリックス戦(横浜)に3―1で勝利し連敗は2でストップ。エース・東が7回6安打無四死球1失点の力投で5勝目を挙げた。

 ハマスタに23日ぶりとなる希望の汽笛が鳴り響いた。0―1の7回一死一、二塁の好機で代打起用された京田陽太内野手(32)が今季1号となる逆転の決勝3ランをマーク。値千金の一撃でチームを苦境から救った。

 あっさりとカウント0―2まで追い込まれたが、そこから3球続けて投じられた内角への際どい直球を見逃して、フルカウントまで持ち込んだ。ベンチの相川監督はこの時の京田を見て「腹をくくって打席に入っているな」と直感したという。6球目に投じられたのは、低めいっぱいへのフォーク。曲芸打ちのようにさばいたバットコントロールにはプロの世界で10年間、酸いも甘いも味わってきた男の技術と精神力と胆力が凝縮されていた。

 正捕手・山本のトレード流出、ビシエドの電撃的引退など、激震が続いた1か月。「僕たちは目の前の試合を一生懸命戦うだけ。いろいろなこともありますが切り替えてやっていきたい」。経験豊富な32歳はチーム全体に訴えかけるようにそう語った。