DeNAは27日のオリックス戦(横浜)に2―5で敗れ2連敗。直近4カード連続で勝ち越しなしと苦境に沈むチームは、直近5戦合計でわずか5得点。借金も気がつけば4まで膨れ上がった。

 オリックスの安打数「12」に対し、ベイ打線も11安打と数字の上ではほぼ拮抗。だがDeNAのオフェンス陣は、細かな走塁ミスなどの拙攻で自らの首を絞めた。

 象徴的だったのは初回の攻撃だ。先頭打者・蝦名が中前打で出塁し無死一塁とすると、この日「2番・右翼」としてスタメン起用されたヒュンメルが左中間を真っ二つに割る先制の適時二塁打。貧打解消を願うハマスタの右翼席は幸先の良い快音に大きく沸いた。

 問題はその後だ。次打者・度会の当たりは平凡な遊ゴロ。ところが二走・ヒュンメルは次の塁へ向け中途半端なスタートを切ってしまったこともあり、あっさりと三塁上でタッチアウト。追加点ゲットのムードは一気にしぼんだ。

 セオリーなら二塁上にとどまるか、最低でも挟殺プレーを発生させて、打者走者の度会を二塁まで走らせなければならない場面。「一死二塁」とすべきところを、中途半端なプレーで「一死一塁」としてしまう、記録に残らない凡ミスだった。

 同様のミスは5回にも発生した。一死二塁で打席に入った度会はカウント1―1から二遊間を割る中前打。二走・蝦名が本塁へ突入する間に二進を狙ったが、カットプレーに阻まれ一、二塁間でタッチアウト。2―5の3点ビハインドというシチュエーションを考えれば、まずは塁上に走者を貯め続けることを優先すべき場面だった。

 試合後の相川亮二監督(49)も「競っていれば積極的に(次の塁へ)いきたいところですが、あの展開なら(度会は)判断ミスだったと思う。ヒュンメルもそうですよね。積極性と状況判断(の見極め)はチーム全員の課題。そういうものがチームにはまだまだ足りない。引き続きやっていくしかない」と2つのミスを指摘した。

 先発・篠木も勝負どころで粘り切ることができず5回9安打3四球5失点でKO。苦難の季節はなかなか終わってくれない。