救いを探す方が難しい夜だった。DeNAは26日のオリックス戦(横浜)に1―7で完敗した。先発の平良拳太郎投手(30)が初回、四死球をきっかけにいきなり4失点。序盤の傷口を最後までふさげず、交流戦初戦から重い黒星を背負った。
反撃もあまりにさびしかった。その裏に度会隆輝外野手(23)の併殺崩れの間に1点を返したが、2回以降は9回まで二塁すら踏めなかった。
直近4試合で合計3得点という貧打は深刻だ。この日は体調不良の筒香嘉智外野手(34)がベンチを外れ、度会、宮崎敏郎内野手(37)、勝又温史外野手(26)で中軸を組んだが不発。打順も守備位置も探り続ける相川亮二監督(49)は「個々の状態の良しあしは当然あるが、こうなると何とか守り抜いていく形しか現状ではできないかもしれない」と苦悩をにじませた。
フロントは新外国人選手の補強などに動いているが、合流を待つ間にチーム状況が〝詰み〟に近づけば意味は薄れる。3位・巨人とは4ゲーム差に広がり、5位・広島とはわずか2ゲーム差。28年ぶりのリーグ優勝を目指すチームにとって「振り向けば新井鯉」という現実はあまりに切ない。
交流戦はリーグ内の順位が大きく動く分岐点。相川監督は試合前に「他球団と差がつく期間。1試合を全力で取りにいく」と気合を込めたが、ナインは奮起できなかった。貧打の出口が見えないままでは、悲願への道より背後の足音が先に大きくなる。












