日経平均株価が27日、一時1400円以上値上がりし、初めて6万6000円台をつけて取引時間中の最高値を更新した。前日のニューヨーク市場でハイテク関連株が上昇。これを受け東京株式市場はAIや半導体関連銘柄に買いが広がった。終値は前日比3円32銭高の6万4999円41銭だった。

 2024年1月から始まった新NISAもすっかり定着し、投資ブームは過熱する一方だが、それと同時に急増しているのが、SNS型投資詐欺だ。警視庁によると2025年のSNSを介した投資詐欺の被害額は約1274・7億円となり、前年から約403・6億円増加している。

 SNS型投資詐欺とはインターネット上の投資関連の広告からLINEに誘導。その後、投資アプリをダウンロードさせ、利益が出ているように見せ、お金をだまし取る。27日にも福島県で50代女性が合計約5200万円、群馬県で60代男性が合計約1500万円をだまし取られたと報じられた。

 愛知県では先日、80代の男性が投資のサポート役から指定され、口座に現金を振り込んだり、受け子に現金や金を渡すなどして合計約8億7000万円をだまし取られた。愛知県内の特殊詐欺被害として過去10年で最高額だった。

 詐欺グループはシニア層や高齢者の心情に巧みにつけ込むという。

 投資詐欺に詳しい専門家は「LINEに誘導した後にサポート役が運用などについて丁寧に教えるのが彼らのやり口。投資がよくわかっていないシニア層や高齢者は、勉強になったと感謝するほど信じ切ってしまうんですよ。第三者に話して、詐欺ではないかと指摘され、ようやく気づくのです」と警鐘を鳴らしている。