白星を呼び込んだのは、ルーキー右腕の快投だけではなかった。中日は27日の楽天戦(バンテリンドーム)に7―2で快勝し、交流戦2連勝を飾った。
6回2失点でプロ初勝利を挙げたドラフト2位ルーキーの櫻井頼之介投手(22=東北福祉大)は、お立ち台で「ウイニングボールは1番応援してくれている母親にプレゼントしたいと思います」と笑顔を見せた。
鵜飼航丞外野手(26)、石川昂弥内野手(24)にも一発が飛び出し、バンテリンドームは大盛り上がり。熱気に拍車をかけたのが、この試合で約3年ぶりにテレビ中継の実況を行ったCBCの若狭敬一アナウンサー(50)だった。
若狭アナは2006年から中日応援番組「サンデードラゴンズ」の司会を担当。中日のドラフト成功や優勝を祈願して行う滝行は、同番組の名物企画となっていた。24年3月に18年間務めた同番組の司会を卒業後、スポーツから報道畑へ異動。25年3月からは夕方の情報番組「newsX」のメインキャスターを務め、同局のニュースの顔となっていた。
その若狭アナが久しぶりに実況席へ戻るとあって、中日ナインもファンも注目。「newsX」が午後7時に終了すると同時に、バスでスタジオからバンテリンドームへ向かったが、CBCはヘリコプターまで飛ばし、その移動状況をナイター中継内で生中継した。SNS上でも「CBC若狭アナのバンテリンドームまでの移動を空撮してて草」「若狭アナ移動中のワイプいる!?笑」などと大きな反響を呼んだ。
午後7時台にドームへ到着した若狭アナは、4回裏から元中日投手の祖父江大輔氏(38)とともに副音声を担当。実況開始直後に石川の勝ち越し2号ソロ、山本泰寛内野手(32)の適時二塁打が飛び出し、主音声で解説した元中日捕手の谷繁元信氏(55)も「やっぱり持っているんですよ」と感心しきりだった。
久々の実況でドラゴンズの勝利を、お茶の間に届けた若狭アナは「勝利の女神ならぬ勝利のメガネです」と笑顔。「今までの実況の仕事の中で1番楽しかったです。僕の中で渇望していたので、久しぶりの空気を吸った喜びでいっぱいです」と充実の表情を浮かべた。最後は「投打がかみ合ってきているので交流戦の優勝を期待しちゃいますね」と、セ最下位に沈むドラゴンズの〝奇跡の逆襲〟にも期待を寄せていた。












