ドジャース・大谷翔平投手(31)が無双投球を連発し、初のサイ・ヤング(CY)賞獲得に向けた気運も徐々に高まっている。
投手としては26日(日本時間27日)まで8試合に先発して4勝2敗、そして防御率0・73と圧巻の成績。クオリティースタート(6回以上、自責3以下)を7度クリアし、奪三振率は「9・92」、1イニングあたり何人の走者を出すかを表すWHIPも「0・84」とまったく隙のない抜群の安定感を誇る。
となれば、おのずと期待されるのは初のCY賞。これまでにも米メディアの間で有力候補に挙げられてきたが、米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」も「大谷翔平はマウンドで圧倒的な活躍を見せている。その成績は間違いなくサイ・ヤング賞にふさわしい選手であることを物語る。2022年以来、初めてフルシーズンを投げる見込みであることを考えれば、受賞のチャンスは十分あるだろう」と高く評価した。
ただ、ドジャースが採用している中6日のローテーションが受賞への〝壁〟となる可能性があるとみている。同誌は「ドジャースは彼の健康維持を重視しているため、31歳の大谷は週に1度、あるいは6、7試合に1度のペースで登板している。すでにリーグトップの投手より2、3試合少ない登板数にとどまり、ドジャースのプランに変更がない限り、今季は24試合か25試合で終わる見込みだ」と指摘した。
MLBではローテを中5日で回すことがほとんどで、試合数を重ねるほど大谷とライバルたちとのイニング数は拡大していく。現状、防御率1・62でナ・リーグ1位のサンチェス(フィリーズ)や同1・83で2位のミジオロウスキー(ブルワーズ)らはすでに11試合に先発。大谷より3試合多く登板し、20イニング前後の開きも生まれている。49イニングの大谷は規定投球回に達しておらず、同誌は「ライバルたちほど頻繁に登板していない事実が、サイ・ヤング賞争いで不利な要因になり始めている」と占ったが…。
すでに右ヒジを2度手術した大谷にとって故障防止は不可欠。起用を最終決定するロバーツ監督の判断もCY賞争いを左右しそうだ。












