何が悪い! ドジャース・大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)に行われた敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。チームは3―0で快勝したものの5打数無安打、2三振、1併殺だった。周囲では二刀流登録を巡って唐突に批判も沸き起こっているが、米大手紙が“アンチ”を黙らせる強力援軍として登場する事態に発展している。

 大谷は前日22日(同23日)の同戦で投手として6回無失点、7奪三振の圧巻投球。打者としては4タコで出塁記録は「53試合」でストップした。この日は登板翌日のデーゲームで13連戦の7戦目。さすがに疲労がたまったのか、快音は聞かれなかった。

 ナ・リーグ1位の防御率0・38を誇る大谷を巡っては、ルール問題も燃え上がっている。各チームとも8月まで投手を13人登録できるが、二刀流登録の大谷は実質的に14人目の投手。この「大谷ルール」に元レッズGMのジム・ボーデン氏(64)が「特例を廃止すべき」と主張し、カブスのクレイグ・カウンセル監督(55)も「最も奇妙なルール」と暗に批判した。すると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が「他のチームも二刀流をできる選手を見つけてくればいい」とやり返すなど応酬が繰り広げられている。

 そこへ米全国紙「USA TODAY」(電子版)が「大谷ルール」を支持する識者4人の言い分を紹介。レッドソックスなどでGMを務めたダン・デュケット氏(67)は「まず第一に大谷は宝物ですよね?」と断言し「彼は世界で最も市場価値が高い選手だ。彼の起用法を議論する際は慎重に検討し、負担の度合いも考慮する必要がある」と持論を述べている。

 また、元ホワイトソックスGMのリック・ハーン氏(55)は「18歳や21歳の選手はマイナーリーグで成長する中で投球と打撃の2つのスキルが全く異なるペースで発達していく」と希少性を強調。さらに、ブレーブスでGMを務めたジョン・コッポレラ氏(46)は「ドジャースに限った話ではない。選手が二刀流に分類されれば、どのチームも14人目の投手を登録できる」と述べた。

 そして、極め付きはドジャースにも在籍した元投手のデーブ・スチュワート氏(69)だった。
「ドジャースに有利なことなら何でも文句を言ったり、何か問題があると言ったりする。他のチームも同じことをできる能力があれば、たぶんそうするだろう」

 結局は“やっかみ”ということなのかもしれない。