フィリーズのブライス・ハーパー内野手(33)がイラ立ちを隠せないでいる。名門メッツが12連敗を脱したばかりだが、今後はフィリーズが同じドロ沼にハマっている。23日(日本時間24日)の敵地カブス戦も9回に何とか追いつきながら延長10回、7―8とサヨナラ負け。ついに9連敗を数えてしまった。

 主軸のハーパーは打率2割6分1厘、5本塁打、13打点、シュワバーが打率2割7厘、8本塁打、15打点と気を吐いているが、全体の攻撃力が低く、攻守の要のリアルミュートも故障で不在。投打がチグハグな状態が続き、たまらずハーパーが思いを吐き捨てた。「キャリアの中でこんなことは記憶にない。何とか乗り越えなければいけない。この状況を乗り越えて泥沼にハマりながらも這い上がってきたチームを知っている。我々もやらないといけないんだ」と米メディア「ESPN」などを前にまくしたてた。

 チームは防御率9・13と苦戦していたベテラン右腕のウォーカーを解雇したばかり。「彼は間違いなくこれまで一緒にやってきた中で最高の選手の1人だ。職を失うのを見るのはつらい」と寂しい思いをのぞかせたが「ただそこに座って〝次のページに進もう〟だけではだめだ。その感覚を知って乗り越えなければならない。ドロ沼をくぐり抜け、嵐を少しの間、耐え抜かねばならないのだ」と力説した。

 地元メディア「リバティライン」は「フィリーズは転落の一途をたどっている。ワールドシリーズを狙えるはずだったチームは現状、メジャー最弱になっている。メッツとフィリーズは同じ文脈で語られている。目を覚まさないともう何も効果はない」と警鐘を鳴らしている。ハーパーのゲキがナインに響くか…。