巨人で監督も務めた堀内恒夫氏(78)が19日、自身のブログに新規投稿。前日18日のヤクルト戦(神宮)で絶対的守護神のライデル・マルティネス投手(29)が1点のリードを守れず、今季初黒星を喫した敗因について持論をつづった。

 試合は6回まで先発したマタが1失点。7回を田中瑛、中川、船迫の3投手で1失点でこらえ、3―2の8回は大勢が4球で三者凡退に抑えて9回のマルティネスにバトンをつないだ。しかし、いきなり無死二塁のピンチを招き、丸山和郁外野手(26)の適時二塁打であっさり同点。一死後、長岡の打席の3球目で二塁走者の丸山に三盗を決められ、直後に中前適時打を許して3―4のサヨナラ負けを喫した。

 堀内氏は「負けに不思議の負けなし」と題し「マルティネスがマウンドに上がればなんとなく諦めムードが漂ってくるものだが ヤクルトのベンチはお構いなしのいいムードだ」。二盗よりもアウトになるリスクが高い三盗を決めた丸山のプレーを「これがすごい。この場面 130%の確証がなければベンチが盗塁のサインを出すことはないから本人の判断だろう。本人に委ねているとするならば信頼関係ができているんだろうね」と読み解き「スタンドが最高潮に盛り上がってワーワーしている時に マルティネスがカッカして周りが見えていないのを丸山くんは冷静に見ていた。あそこであの判断ができるのは野球センスがある証拠ですよ」と絶賛した。

 局面を変えた丸山の好走塁が巨人側に与えた影響は大きく、堀内氏は「巨人は前進守備を余儀なくされた。長岡くんのサヨナラ打となったセンターへの打球は 泉口が前進守備だったがゆえに捕れなかった」と分析した。

 ヤクルトは新指揮官に池山監督を迎え、この日開始前時点で13勝5敗の貯金8でセ・リーグの単独首位に立つ。堀内氏にとってはライバル球団に当たるが「ヤクルトの若い選手 これまで1軍に出てこれなかった選手が試合途中からでもしっかり役割を果たすことができている。見ていて面白いよ」とすっかり目を奪われている。