ホームランウイングの効果は絶大!? 阪神は12日の中日戦(バンテリン)に3―0で完封勝利。先発した高橋遥人投手(30)が9回5安打無失点、10奪三振の好投を披露し、打線も5回に中野、森下の連続適時打で3点を挙げた。
今季初のスイープを決めた勝因の一つに挙げられるのが、今季から同球場に新設されたホームランウイングだ。昨季まで〝打者泣かせ〟だった広い球場から一転し、本塁打が出やすい球場へと様変わりした。
実際、この3連戦では5本のうち4本がテラス席への一発となり、新仕様の後押しを感じさせるシーンが続出。森下が3試合で2本塁打を放てば、大山にも待望の今季1号が飛び出した。さらに佐藤輝明内野手(27)も11日に2打席連続アーチをマーク。2本目こそバックスクリーンへ運ぶ文句なしの特大弾だったが、1本目は右中間のテラス席への一発で、試合後には「楽に打席に立ててると思う」と〝テラス効果〟への実感を深めた。
また、被弾するリスクが高まる投手陣にとっても過度のプレッシャーとなる様子もなかった。11日に先発した伊原は「マウンドからじゃ、あんま分かんない。センターに行ってみたら確かにちょっとちっさくなったかなと思いますけど、気にしないですね」とキッパリ。この日、先発した高橋も「狭くなったなって練習して思ったぐらい。おっきいのは打たれたくないってずっと思ってること。関係なく攻めたい」と意に介さなかった。
打者に追い風を吹かせ、投手も気にしないとなれば、本拠地の甲子園球場に1991年まで存在した「ラッキーゾーン」の復活を願う動きも再燃するかもしれない。2024年オフには佐藤が「毎年だけど…。ラッキーゾーンをつけてほしい」と球団側に要望し「(自費でも)つけさせてもらえるなら」と熱い思いを吐露。しかし、嶋村本部長は「今の甲子園があるべき姿。今のままでいかせてもらいます」と拒否…。ナインの要望を本部長が却下する〝オフの恒例行事〟となっている。
ただ、狭くなった敵地で恩恵を体感したことで、虎ナインの思いが加速するかもしれない。












