ドジャースは6日(日本時間7日)、敵地トロントで行われたブルージェイズ戦に14―2で圧勝。大勢が決した9回の攻防はお互いに野手が登板する珍しい展開となり、デーブ・ロバーツ監督(53)はミゲル・ロハス内野手(37)をマウンドに送った。

 ロハスは最後の1イニングで18球を投じて1安打、2四死球、1失点で試合を終わらせた。登板した時点で13点もリードしていたが「10点差以上」「9回限定」のルールをクリアしたことから実現に至った。これにより、ドジャースの救援陣はクラインとエンリケスの登板だけで済み、他のリリーフ陣は次戦以降に向けて温存することができた。

 ただ、ロバーツ監督が下した人選は〝挑発行為〟との見方もある。米メディア「クラッチ・ポインツ」は「9回にミゲル・ロハスを登板させ、ブルージェイズをからかった」と報道。というのも、ロハスはブルージェイズやファンにとって宿敵の一人であるからだ。

 同メディアが「最近の経緯を考えると、その瞬間(野手登板)はいっそう意義があるものとなった」としたのは、同じロジャーズ・センターで行われた昨年のワールドシリーズ第7戦。当時、ロハスはブルージェイズが優勝までアウト2つに迫った9回一死無走者の場面で起死回生の同点ソロを放ち、直後の二塁守備でも相手の得点機をつぶした。ドジャース側にとってはヒーローでも、ブルージェイズサイドからすれば面白くない相手というわけだ。

 もっとも、先に白旗を掲げたのはブルージェイズでロハスの登板前に捕手のハイネマンがマウンドに上がっていた。それでも、同メディアは当てつけとも受け取られかねない人選とし「特にブルージェイズのファンにとって、ロハスが同じ球場に戻り、一方的な試合を締めくくる状況にいっそうの盛り上がりをもたらした」と伝えた。

 今カードは8日(同9日)まであと2試合。ロバーツ監督の起用法が妙な火種とならなければいいが…。