ブルージェイズは6日(日本時間7日)に本拠地トロントでドジャースを迎え撃ち、2―14で惨敗。最後は野手が登板する投壊現象に見舞われ、ドロ沼の5連敗となった。

「4番・三塁」で先発出場した岡本和真内野手(29)は3回の守備でパヘスの打球をトンネル。通算10試合目で初失策を記録してしまったが、4打数2安打でミスの帳消しに気を吐いた。しかし、この日は投手陣が誤算だった。先発したシャーザーが2回2失点で早期降板。狂った歯車は止められず、急きょ登板を余儀なくされたフレミング、マンティプリ、ナンス、マイルズの5投手が強力なドジャース打線にことごとくつかまって全員失点…。

 気がつけば、9回を迎えた時点で1―14と絶望的なスコアとなり、6番手としてマウンドに上がったのはタイラー・ハイネマン捕手(34)だった。しかもハイネマンだけが無失点で抑える皮肉も加わり、チームは1日(同2日)のロッキーズ戦に敗れて以降、ホワイトソックスにも3連敗を喫し、ドジャースとの初戦でも打ち砕かれた。

 さらにこの日、計6投手をつぎ込んだことで不名誉な球団記録にも並んでしまった。「スポーツネット・スタッツ」はXで「ブルージェイズはシーズン開幕から10試合で起用した投手の数(18人)で、2020年に樹立された球団記録に並んだ」と伝えた。多くの投手が登板することは、それだけ打ち込まれていることを意味する。

 米メディア「スポーティング・ニュース」は「『記録は破るためにある』と言われる。しかし、ブルージェイズはこの記録とは関わりたくなかった」と報道。「シェーン・ビーバー、トレイ・イェサベージ、ホセ・ベリオスが健康であればもう少し長く投げ、これほど多くの救援投手を起用する必要もなかったかもしれない」とチーム状況を読み解きながら「しかし、理由はどうあれ、現実としてブルージェイズは文字通り、次から次へと新しい投手を投入している」と伝えた。

 昨季のア・リーグ王者は4勝6敗。勝率5割復帰どころか借金2と遠のいた。攻撃陣で打ち勝つにも傷口をふさがなければ焼け石に水となる。不名誉記録を更新しないためにも、まずは先発投手陣の奮起が待たれる。