本当に大丈夫!? 開幕から3カード連続で勝ち越している2位・阪神は7日から首位のヤクルトと本拠地・甲子園球場で直接対決する。

 投手陣が6日に指名練習を行い、3連戦の先陣を切る才木浩人投手(27)は「相手のペースにならないように気をつけて。いい振りをさせないように、こっちのピッチングができるように頑張りたい」と気を引き締めた。

指名練習で守備練習も行った阪神・才木浩人
指名練習で守備練習も行った阪神・才木浩人

 ここまでの9試合は6勝3敗と順調な滑りだし。投打がかみ合い、劇的な逆転勝利も収めるなどチーム状態は決して悪くない。だが、一抹の不安は藤川球児監督(45)が「チームの心臓」と位置づけるリリーフ陣だ。

 石井大智投手(28)が春季キャンプで左アキレス腱断裂の重傷を負い、リハビリのため長期離脱中。加えて昨季66試合に登板して防御率0・87の成績を残し、今季もフル回転が期待されていた及川雅貴投手(24)も2試合で同9・00と振るわず、二軍調整となった。

 また、初の開幕一軍をつかんだ木下も4日の広島戦(マツダ)で2被弾を喫して二軍降格。さらには完全復活が待たれる桐敷も広島との3連戦(同)でモンテロに2本塁打を浴びるなど、万全とは言い難い状況だ。

 昨季の救援陣は驚異の防御率1・96を記録したが、今季は同2・73にとどまる。数字だけを見れば大崩れしていないものの、抜群の安定感を誇った昨季に比べれば物足りなさも残る。

左アキレス腱を治療中の阪神・石井大智
左アキレス腱を治療中の阪神・石井大智

 それでも、他球団の関係者からは〝ぜいたくな悩み〟との声も上がる。

「やっぱり強いですしね。今の阪神の状況で厳しいなんてことはないですよ。若い早川くんがいて、ドリスと新しく入ったモレッタもしっかり投げている。もちろんヤクルト打線は不気味かもしれないけど、結局は抑えると思いますしね」

 昨季のような圧倒する成績ではなくても、層の厚さは健在との見立てだった。やや陰りが見えようが、猛虎の最強ブルペン陣は他球団からすれば十分すぎるほどの脅威であることに変わりはなさそうだ。