巨人が5日のDeNA戦(東京ドーム)に3―2で逆転勝利を飾り、連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。
劣勢をひと振りで覆したのは、まだスタメン出場を果たせていない大城だった。1点を追う7回二死二、三塁から伊勢の直球を捉えて右翼席へ。今季初昇格した先発の井上は7回1失点で勝利投手となり「大城さんが打ってくれて報われたというか本当うれしい」と感無量の表情だった。
阿部慎之助監督(47)は「今日にかけてきてくれたのが伝わりました」と左腕をねぎらえば、大城の仕事ぶりにも「素晴らしいね。代打で出てあそこをさばくんだからね」と脱帽した。
二軍降格となったドラフト2位ルーキー・山城に代わる井上、代打の大城が結果を残した一戦が象徴したのは控えの層の厚さだ。中でも先発投手陣は山城だけでなく、新助っ人のハワードも右アキレス腱炎でこの日登録を抹消された。
ローテーションの再編が急務だが、内海投手コーチは「残念ですけど、(井上)温大がいいピッチングをしてくれた。ファームからも補いながらできれば」と動揺を見せず、杉内投手チーフコーチも「もともと外国人3人で回すと言っていたので」とすべて〝想定内〟といった様子だった。
一軍登録できる外国人選手の「5枠」を巡っては、野手のキャベッジとダルベック、守護神・マルティネスの3人で固定化。その中で昨オフに獲得した外国人投手は全員右投げで、バランスを疑問視する声もあった。
実際にマタは開幕から二軍で待機。ルシアーノは4試合連続無失点ながらマルティネスに代わり抹消されるなど、一見すると〝宝の持ち腐れ〟のようにも映っていた。ところが、球団関係者は「2人とも待機に後ろ向きな気持ちはなく、呼ばれた時に備えるマインドセットをしていた」とした上で「バックに優秀な外国人投手が控えている安心感は間違いなかった」と価値を強調した。
チームでは負傷したハワードに代わってマタが昇格する見込み。オフに下したフロント側の決断がここへきて効果を発揮しようとしている。












