米国・WWEの〝毒蛇〟ランディ・オートン(46)が電話していた相手が判明し、波紋を呼んでいる。

 プロレスの祭典「レッスルマニア42」(18、19日=日本時間19、20日、ネバダ州ラスベガス)でオートンは、統一WWE王者コーディ・ローデス(40)に挑戦する。調印式ではコーディを血だるまにして、悪の道に戻った。過去の因縁もあって注目を集めているが、一方で毒蛇はスマートフォンで謎の相手と話し込む姿が度々目撃されてきた。

 電話先が誰なのかも話題となり、SNS上ではザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)や昨年引退したジョン・シナ、かつてオートンとユニットを組んでいたテッド・デビアス・ジュニア氏などさまざまな名前が挙がっていた。3日(同4日)のスマックダウン(ミズーリ州セントルイス)では、そのオートンとコーディが乱闘になった。王者が優勢になると突如、パット・マカフィー(38)がサングラス姿でリングに上がり、コーディに急所蹴り。続けて毒蛇と肩を組むと、悶絶する王者を蹴り飛ばした。

 米プロフットボールNFLのインディアナポリス・コルツで活躍した元スター選手は、引退後はWWE実況でコメンテーターを務め、時折プロレスラーとしてリングに上がってきた。マイクを握ると、オートンの電話相手だと自ら明かし「今のWWEはクソだ」「レッスルマニアのチケットは売れ残っている」「スマックダウンで最低視聴率を記録」などと内情を暴露し、王者コーディに責任があると非難した。

 一方でマカフィー登場には、この日のスマックダウンを放送した「ABEMA」の日本語実況でも「何で?」の声が上がったように、SNS上では「?」の反応が多かった。マカフィーがこれまでオートンと親しい間柄だったわけではない上に、毒蛇がコーディの入場曲を引き合いに示唆していた「プロレス界には存在する複数の王族」の一員ではないからだ。

 何よりその違和感は、襲われたコーディ自身が大きかった。この後に行われたWWEタッグ戦終了後のリングに乱入。マイクで「楽しみにしていたよな? ランディの電話相手が誰かを。パット・マカフィーってどういうこと? まるでnWoの3人目がハルク・ホーガンではなく、ディスコ・インフェルノってオチだよ」と、SNS上の反応をそのまま口にした。

 米WCWに1996年に登場したユニット「nWo」は、ケビン・ナッシュとスコット・ホールの他に3人目のメンバーを謎としていたが、現れたのは超大物ホーガンだった。片やインフェルノはダンスが得意なWCWの前座レスラー。コーディはオールドファンにしかわからないネタでマカフィー登場をコケにすると「てめえも関係者も全員クソくらえ! 言い過ぎたか? クビにするか? 前回はどうなった?」と危ない主張だ。

 前回2016年に退団したコーディは新日本プロレスに参戦した後、19年にライバル団体となるAEWの旗揚げに参加した。本音むき出しのギリギリトークでマカフィー登場を批判し、リング内外できな臭い空気が充満している。果たして祭典の王座戦はどうなるのか?