中日は29日の広島戦(マツダ)でわずか1安打に抑え込まれ、0―1の完封負け。開幕3連敗で90周年イヤーは最悪の幕開けとなってしまった。
井上一樹監督(54)は「結果的に負けたということは向こうのピッチャーが上というか、総合的に何かが、うちが劣ってしまった」と渋い表情で語ったが、こんなにも誤算続きになるとは思ってもいなかっただろう。
ケチの付き始めは延長10回に逆転サヨナラ負けを喫した開幕戦(27日)だった。松山が復帰するまで代役を任せるつもりだったアブレウが9回にぎっくり腰を発症して4点のリードを守れず降板。「(アブレウは)投げている途中でおかしいというか異変があったらしい。それを早く言ってほしかったんだけど…」という指揮官の言葉は紛れもない本音だったに違いない。
それでも開幕戦は17安打と打ちまくり、オープン戦のチーム本塁打数(16本)と得点数(77得点)は12球団トップ。新助っ人のサノーは4発とオープン戦の〝本塁打王〟だっただけに、強竜打線復活へファンの期待はMAXになっていた。
しかし、今回の3連戦でチームの本塁打はゼロでサノーは無安打…。松中打撃統括コーチは「甘い球を仕留められるかどうか。そこにかかっている。早く打てるようにアドバイスしていければ」と新助っ人のケアに万全を尽くすつもりだが、29日の試合では敗戦につながるタイムリーエラーをしているだけに今後に尾を引かないか心配だ。
そして何より不安なのが開幕前の期待感が一気にしぼんでしまわないかということだ。節目の90周年で今季の下馬評も高かったことから、在名テレビ局は開幕前からドラゴンズ特番を組むなどワッショイ、ワッショイ。27、28日は中京テレビ、29日はCBCと、敵地での開幕3連戦が名古屋でも全試合テレビ中継される異例の対応がとられていた。
それがまさかの3試合連続で1点差負け。期待が大きかった分、反動も大きくなる。31日からの巨人3連戦(バンテリン)で嫌な流れを払拭できるのか注目される。












