中日は28日の広島戦(マツダ)に1―2で敗れて開幕から連敗スタート。先発したドラフト2位ルーキー・桜井頼之介投手(22=東北福祉大)は7回3安打1失点と好投を見せたがプロ初勝利には結びつかなかった。

 デビュー戦とは思えないほど堂々としたピッチングだった。桜井は初回、3者凡退と抜群の立ち上がり。2回は先頭の佐々木に安打を許したものの後続を3者連続三振に仕留めて波に乗ると3回以降も危なげない内容で6回までスコアボードに0を並べた。

 だが7回、先頭の小園に四球を与えて少しリズムが狂った。一死後、ファビアンに右前に運ばれて一、三塁。さらに菊池のセーフティーバント処理をあせって一塁に悪送球し、満塁とされると坂倉には痛恨の押し出し四球。8回に田中の適時打で同点に追いつき、敗戦投手にはならなかったものの「先発投手は勝たないと意味のない仕事。今日は先制点を与えてしまったところはしっかりと反省したい」と桜井は悔しそうな表情を浮かべた。

 試合は8回二死一、三塁から2番手・牧野がファビアンに適時打を許してこれが決勝点。中日は2日連続で1点差ゲームを落とした。

 試合後の井上監督は桜井について「いいピッチングをした。抜群だった思うし、あの投球をしていたらいつかは勝てる」と評価。「(7回は)意識が低め低めと集中しすぎていた。もう少し自分を信じてアバウトにいけるように自信をつけていきたい。今日の内容じゃまだまだ自信はつけれない。もう1度しっかり出直します」というルーキー右腕は次回登板でプロ初勝利を狙う。