中日が29日の広島戦(マツダ)に0―1で敗れて開幕3連敗。先発・高橋宏斗投手(23)は8回6安打1失点(自責0)と好投しながら味方の援護がなく〝完投負け〟を食らってしまった。

 今季もまた貧打の予感が漂う試合内容だった。広島先発・栗林の前に中日打線は全くの無抵抗。8回、先頭の細川が中前打で出塁するまでパーフェクトピッチングを許した。

 中日先発・高橋宏も5回まで3安打無失点と両先発が一歩も譲らない投手戦が展開された。だが6回、中日に痛いミスが出た。二死一、二塁から菊池の放った打球はセカンドゴロ。誰もがチェンジと思ったが、一塁手・サノーが二塁・田中からの送球を落球。二走・佐々木がホームを駆け抜け、これが決勝点となってしまった。

 栗林の前に9回も三者凡退。結局、中日が出した走者は8回の細川1人だけで、打者28人の攻撃はあっけなくゲームセットを迎えた。

「(栗林の)術中にはまってしまった。狙い球を結局、絞り切れなかった。9人も8人も並んでるわけだから、最初はいい当たりのものがあったからいけるいけると思っていたけど、なかなか…。カーブであったり、フォークボールに翻ろうされた」と井上監督は渋い表情で試合を振り返った。

 初戦は柳が6回1失点、2戦目はルーキーの桜井が7回1失点、この日もエース・高橋宏が8回1失点。先発投手が好投しながら勝ち星がつかないという昨年、何度も見た光景が今季もいきなり繰り返された。

「結果的に負けたということは向こうのピッチャーが上というか、総合的に何かが、うちが劣ってしまった」と苦虫をかみつぶした井上監督。31日からはホームで巨人を迎えての3連戦。ここで仕切り直しといきたいところだ。