阪神は29日の巨人戦(東京ドーム)に12―6で勝利し、開幕カード勝ち越し。〝全員野球〟でシーソーゲームを制した。藤川球児監督は「激しいゲームになりましたね。開幕前に伝えていた通りチーム全員が束になって戦ってくれたというところでは満足してます」と目を細めた。
5―6で迎えた8回、坂本の適時打で同点に追いつき二死二、三塁で代打・木浪聖也内野手(31)が執念の一打を放った。「意外と冷静に打席に立てた」という虎の背番号0は、カウント3―2から巨人7番手・中川のシュートを一、二塁間へ転がした。二塁・浦田が捕球を試みたが手につかず、その間に三走・熊谷、二走・坂本が好走塁で生還し勝ち越し。「出たところで自分の仕事ができるかというのはすごく大事にしているので。それが1発目でできたのでよかったです」と胸を張った。
一塁へは気迫のヘッドスライディング。ユニホームも破れたが「戦った証しです」と笑顔を見せ、「なんとかヘッスラしようと思っていたので、セーフになって坂本さんが帰ってきてくれてよかったです」と振り返った。
今春の沖縄キャンプでは具志川組となり、開幕スタメンも小幡に譲ったが下を向くことはなかった。「腐るというのは自分の中ではない。自信をつけるためにどうするかを常に考えてるので。ちゃんとやれば(結果に)つながることは8年やって分かっていることでもあるんで。やるべきことをやるだけですね」とキッパリ。逆転劇を呼び込んだ木浪の執念が開幕カード勝ち越しの主役となった。












