第98回選抜高校野球大会第8日(26日)第1試合は山梨学院(山梨)が大垣日大(岐阜)に3―1で逆転勝利。大黒柱の菰田陽生(3年)が不在の中、副主将の石井陽昇(3年)が勝ち越しの一打で試合を決めた。

 1ー1で迎えた7回、二死満塁から初球を振り抜いた打球は二塁の頭上を抜ける中前適時打となり、2点をもぎ取った。「前のバッターが繋いでくれたので、自分も後ろにいい形で繋げればいいなと思って打席に立ちました」と汗を拭った石井は「甲子園で2勝できて、まだ終わりたくない、次も勝って1試合でも多くここで試合をしたい。いい準備をして明日に臨みたい」と準々決勝を見据えた。

 初戦で大黒柱の菰田が左手首を骨折するアクシデントに見舞われた。「できることを精一杯やろう」という思いでこの日を迎えた菰田はベンチからチームを後押し。「エラーが続いたり、ミスが出た時にも声をかけることは心がけてました。試合に出てる時よりもうれしい」と仲間の活躍を喜んだ。

 試練を乗り越えて2年ぶりの8強進出。吉田監督「〝なんとか菰田がいなくても俺たちが頑張るんだ〟という仲間のために頑張った選手を愛おしく思えてきました」と目を細めながら「次の試合は勝敗は気にせず、自分たちの力をしっかり出して、一試合でも多くここで野球をして、選手たちの成長に繋がれば」と気を引き締めた。