米国・WWEは24日(日本時間25日)、「シッド・ビシャス」「サイコ・シッド」などのリングネームで活躍した、〝サイコ〟シッド・ユーディーさん(享年63)が2026年度の名誉殿堂「ホール・オブ・フェイム」入りしたと発表した。

 団体CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルH(ポール・レベック氏)は、自身のXで「どの愛称で知っていたとしても、シッドの激しさはリングを越え、テレビ画面を通してでも感じられるものだった。WWEとWCWで複数回の王者となり、レッスルマニアのメインイベントを2度飾った彼は、26年度の殿堂入りにふさわしい。これを発表できるは光栄だ」と投稿。〝サイコ〟シッド・ユーディーの功績をたたえた。

 シッドさんは1987年にデビューし、90年代には2メートル6センチの長身を武器に、WWF(現WWE)とWCWを行き来しトップヒールとして暴れまわった。リングネーム「シッド・ビシャス」の由来は、英国の伝説的パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のカリスマベーシスト。長身から投げ捨てる豪快無比のパワーボムが必殺技で、WWEでは91年4月の祭典「レッスルマニア8」で、ハルク・ホーガンを相手にメインイベントに出場。96年11月には「サイコ・シッド」としてWWF世界ヘビー王座を獲得し、97年2月にも2度目の同王座に就いた。

 2000年にはWCWで世界ヘビー級王座を2度獲得。当時の2大メジャー団体で、最高峰王座を2度ずつ獲得する快挙を達成した。だが脚のケガや素行問題が重なり、2000年代からはリング上での活躍から遠のいた。がん(悪性リンパ腫)による闘病の末、24年8月に63歳の若さで死去した。

 シッドさんの息子、ガンナー・ユーディー氏は自身のフェイスブックに「私の父、サイコ・シド・ビシャスがWWE殿堂入りする。世界の支配者にして君主が、ついに栄誉を手にした。父の息子であり、そのレガシーを受け継いでいけることを誇りに思う。殿堂はこれでさらに凶暴になった」と投稿。〝サイコ〟の家族も栄誉を喜んだ。

 26年度のWWE殿堂入りは、ステファニー・マクマホン、AJスタイルズ、デモリッション(アックス&スマッシュ)、デニス・ロッドマンに続いて5組目。今年の殿堂入り式典は、プロレスの祭典「レッスルマニア42」(4月18、19日=日本時間19、20日、ネバダ州ラスベガス)の前日17日(同18日)に、ラスベガスの「ドルビー・ライブ・アット・パーク・MGM」で開催される。