フィギュアスケート世界選手権が、いよいよ24日にチェコ・プラハで開幕する。日本勢はミラノ・コルティナ五輪を沸かせたメダリストたちが出陣。特に女子は表彰台独占に期待が高まっており、五輪公式サイトも日本トリオを猛プッシュした。
今大会、日本勢はミラノ・コルティナ五輪でペア金メダルの〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)組は欠場するが、その他の五輪メダリストたちはそろって出場。中でも女子は金メダルだった米国代表アリサ・リュウが出場を回避したことで、銀メダルの坂本花織(シスメックス)、銅メダルの中井亜美(TOKIOインカラミ)、4位の千葉百音(木下グループ)が優勝争いの中心になる。
五輪公式サイトも日本トリオを〝激推し〟。各部門の展望で女子は「坂本花織、女子シングルスで最後の舞台へ」と題して今季限りで現役引退する女王を筆頭候補に挙げた。
「坂本花織にとって、2026年の世界フィギュアスケート選手権は選手生活の終焉となる。日本の女子シングルスターである坂本は、今シーズン終了後、コーチとしてのキャリアに転身する」と紹介。そして「すでに3つの世界タイトルを獲得している坂本は、表彰台の頂点に立って引退したいと願っているだろう。彼女はミラノ・コルティナ五輪で、わずか1・89ポイント差で表彰台の頂点を逃した」と五輪のリベンジを果たして有終の美を飾るとみる。
続いて紹介した対抗馬は「坂本のチームメートであり、ミラノ・コルティナ五輪の銅メダリストである中井亜美は、25年のフランス・グランプリで優勝、グランプリファイナルと26年四大陸選手権で2位に入るなど飛躍的なシーズンを経て、シニア世界選手権デビューを果たす」と急成長を遂げており、世界選手権初出場での戴冠もあると期待を寄せる。
そして千葉も2人に匹敵する力があると分析。「(昨年の)世界選手権銅メダリストの千葉は、今シーズンは惜しいところで優勝を逃す日々が続いており、ミラノ・コルティナ五輪では4位、グランプリファイナルではショートプログラムで首位に立っていたものの、フリープログラムで5位に順位を落とした。今年の世界選手権は、彼女にとってシーズンを力強く締めくくる絶好の機会となるだろう」と大逆転もあると予想した。3人が実力を発揮すれば、日本勢の表彰台独占の歴史的瞬間が訪れそうだ。
日本勢に対抗しうる存在として続けた挙げたのが、米国代表アンバー・グレン。「ショートプログラムでの痛恨のミスにより、グレンはミラノ・コルティナ五輪でメダル獲得を逃したが、フリープログラムでは8つ順位を上げた。3度の全米選手権優勝経験を持つ彼女にとって、世界選手権初メダル獲得は、さらに格別なご褒美となるだろう」と米国のエースが強固な日本勢に風穴を開ける可能性もあると指摘した。
その他の上位争い候補として「グレンのチームメートで24年世界選手権銀メダリストのイザボー・レビト、欧州選手権で2度の優勝経験を持つエストニアのニーナ・ペトロキナも、プラハ大会でのメダル獲得の有力候補だ」と予想した。
ミラノ・コルティナ五輪の感動から1か月。フィギュアスケート日本代表たちが、再び列島にフィーバーを起こせるか。












