ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子と団体で金メダルを獲得した米国代表アリサ・リュウ(20)が24日開幕の世界選手権(チェコ・プラハ)を欠場したことに、韓国メディアが批判を展開した。

 韓国放送局「SPOTVニュース」は「韓国のキム・ヨナしかいない…米国24年ぶりのフィギュア金メダルの〝天安門烈士の娘〟が世界選手権を急きょ欠場→『爆発的な人気への負担』でプラハ行きを放棄」と題してリュウの欠場を取り上げた。

 同局は、フィギュアスケート界では五輪を制した王者が直後の世界選手権を欠場するケースが多いと指摘。「最大の目標であるオリンピックの表彰台入りを果たしたことでモチベーションが低下した上、各種イベントへの出席で練習時間も不足しており、卓越した競技力を維持し続ける環境が整っていないためだ」と説明する。

 その上で「ただ〝韓国のフィギュア女王〟キム・ヨナは違う。凡人の列から一歩、二歩と抜きんでている」と韓国の国民的ヒロインだけはしっかりと出場して結果を出したと指摘する。

「驚異的な演技で当時の世界新記録となる合計228・56点を獲得し、NBCのトム・ハモンド解説者から『女王陛下万歳』という絶賛を受けるなど、『歴代で最も圧倒的な』金メダルを首にかけた2010年バンクーバー五輪を終えた後、直ちにミラノ世界選手権に出場して銀メダルを獲得した」とその快挙が際立っていると強調。「現行の採点方式がフィギュアに導入された03年以来、オリンピックの女子シングル金メダリストが同年の世界選手権に出場し、メダル圏内入りを果たした事例はキム・ヨナが唯一である」とたたえた。

 そして「米国メディアも、リュウのプラハ大会不参加を残念がっている」と強調。米放送局「FOX」が「ファンたちはリュウの次の大会を心待ちにしていたが、その願いはかなわなかった。プラハで開催される今回の世界選手権では、米国のフィギュア界のアイコンの姿を見ることができなくなった」との報道を引用し「残念な雰囲気を隠せなかった」と指摘した。

 同局は「キム・ヨナの道を歩まず、プラハ行きを結局断念したことで、米国メディアも残念さを隠せない雰囲気だ」と結論付けた。リュウの注目度の高さから、頂上決戦の欠場が韓国でも物議を醸しているようだ。