フィギュアスケートペアのロシア王者アレクサンドラ・ボイコワとドミトリー・コズロフスキーが、国際大会の出場禁止が続く現状に不満を爆発させた。

〝ボイコズ〟ペアは、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで金メダルを獲得した〝りくりゅう〟こと三浦璃来(24)、木原龍一(33=木下グループ)組と2022年北京五輪などでしのきを削ってきたライバル。現在はロシアによるウクライナ侵攻の影響で国際大会に出場できないものの、ロシア国内では昨年12月のロシア選手権、今月8日のロシアグランプリファイナルで優勝し、五輪に出場すれば金メダル確実との呼び声も高い。

 そんな〝ボイコズ〟の2人が、ロシア放送局「オッコ」でシリーズ番組「トゥトベリーゼ・メソッド」に出演。その様子を同国メディア「スポーツ」が伝え、ロシアによるウクライナ侵攻で国際大会から排除されている状況について語った。

 コズロフスキーは「もちろん国際舞台に戻りたいと思っている」、ボイコワも「ディマ(コズロフスキー)と私は世界選手権やオリンピックのタイトルをずっと追い求めていました。でも今は、それが不可能だという現実があります」と国際大会への復帰をそろって熱望する。

 そしてコズロフスキーは「これは紛れもない悲劇だ。全くの不正義だ。そして、こうした決定を下した人々は、このスポーツに対する裏切り行為だとさえ言えるだろう」とロシア勢の出場禁止を決めた国際オリンピック委員会(IOC)や国際スケート連盟(ISU)に対して不満を爆発させ猛批判。「彼らは、私たちの20年間の努力とキャリアの絶頂期を事実上無駄にしてしまったんだ」と怒りをあらわにした。

 ロシアのペア王者は現在高い評価を受けているだけに、りくりゅうが金メダルを獲得したミラノ・コルティナ五輪でも自分たちが出場さえしていれば金メダルだったと自負する発言を行っている。そのため現状に不満が募っているようだ。