2022年北京五輪でドーピング違反となったフィギュアスケート女子で世界最高得点記録保持者のカミラ・ワリエワ(19=ロシア)が、21日に行われた同国最高峰の大会「チャンネルワンカップ」で復帰を果たしたが、まさかの〝酷評〟の嵐となっている。
ワリエワはショートプログラム(SP)で4回転トーループを失敗するなど精彩を欠き、70・09点と得点が伸びず4位にとどまった。
大会前は期待値も高かったが、ロシアでは手のひらを返したかのように批判が相次いでいる。ロシアメディア「ソブスポーツ」は「安っぽい色と、どこか下品な感じ。ファンが新しいワリエワを嫌う理由」と題して、厳しい現状を特集した。
「観客が目にしたのは、伝説の選手によるカムバックというよりは、他人の似合わない衣装を試着しているようなものだった」とまずは指摘。「観客の美的感覚を最初に揺るがしたのは衣装だった。批判の嵐を巻き起こすようなものだった。『色が安っぽく見える』――これでも最も穏やかなコメントだ。ドレスは彼女に似合わないだけでなく、視覚的に彼女を地に足が着いているような存在にしてしまい、妖精のような軽やかさを奪ってしまった」と評する。
さらに「しかし、衣装は氷山の一角にすぎない」としてこう続ける。「振り付けは、まとまりのない動きで混沌としており、思考もバレエの精神も欠如している」とバッサリ。「ソコロフスカヤによる振り付けでは、ステップが煩雑で矮小なものになってしまった。これはもはや芸術ではなく、形のないバレエの空虚さを埋めようとする試みにすぎない」とどこまでも手厳しい。
そして同メディアは、寄せられたファンのコメントも紹介。「気に入らなかった。彼女のプログラムに、初めて下品さを感じた。それに、特に冒頭の音楽はひどかった。プログラム内容を変えてほしい。がっかりした顔で見ていたよ」「ルーティンがひどい。振付師と演出家を探したが、見つからなかったのか」と伝え、「これがパフォーマンス全体の要約だ」と酷評した。
ワリエワはドーピング違反で出場停止となる前は「ロシアフィギュアスケート界史上最高の傑作」として名をはせただけに、4年を経て全く異なる姿になったことで落胆が大きかったのかもしれない。












