第98回選抜高校野球大会の第5日(23日)の第2試合で英明(香川)が高川学園(山口)を5―3で下した。4回に相手のミスと矢野(2年)、榎本(2年)の適時打などで3点を先制。その後も犠打を効果的に使って得点を重ね、粘る高川学園を振り切った。

 9回に2点差に詰め寄られながらも6安打3失点で完投したエース冨岡(3年)は「相手もいい投手なので負けないようにした。捕らえられていたので2回以降は打たせて取る投球に切り替えた」と配球を変え、中盤からチェンジアップ、スライダーを多投してフライアウトを増やした。DH制で打席に立たないことで投球に集中し「イニングの間にしっかり考えることができた。相手打者や自分の今日の傾向のことなどを捕手と話して修正した。DH制のいいところだと思う」と144球を投げ抜いた。

「正直ほっとしてます」と胸をなで下ろした香川監督。冨岡について「崩れることなくテンポよく投げてくれた。いろんな球種でストライクを取れていた。点は取られていたけど、打たれてはなかった。落ち着いてきちんとやれば大丈夫というということ」と最後まで左腕への信頼は揺るがなかった。強い雨で内野がぬかるんでも「よく辛抱して守ってくれた。いろんなことが起きても淡々と投げれる。エースらしくなってきていると思う」と目を細めた。