新日本プロレス14日名古屋大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、ザック・セイバーJr.(38)が大岩陵平(27)とのTMDK同門対決を制し、準々決勝(17日、福島)に進出した。
過去2度の優勝を誇るザックは1回戦シードのため、この日がトーナメントの初戦となった。TMDKで共闘し互いの手の内を知り尽くす大岩との同門対決は、互いのテクニックをぶつけ合う一進一退の攻防が続いた。
ザックは足攻めに苦戦を強いられながらも、大岩の左腕に一点集中攻撃を加えていく。ラリアートに飛び付いて両腕と首を同時に極める複合関節技に捕獲。そこから変型クラーキーキャットに移行したが、これをロープに逃れられると、ショートレンジラリアートからTMクラッチで反撃を許す。
さらにロールスルージャーマンでマットに叩きつけられたザックだったが、左腕のショートレンジラリアートはザックドライバーに切り返す。打撃の応酬からショートレンジのTHE GRIP(変型ラリアート)を浴びても、3カウントだけは許さない。
なおも続いた高度な切り返し合戦から強烈な右のラリアートで再び窮地に陥ったものの、大岩がTHE GRIPに来たところで、カウンターのセイバードライバーを一閃。一気に3カウントを奪い、鮮やかな逆転勝利を収めてみせた。
試合後のリング上でマイクを握ると「ザックは2回NJC優勝しましたが、タイトルチャレンジ2回負けました。今年は全然違うよ。3度目の正直。今年のNJC優勝はザック・セイバーJr.。俺は世界最高のテクニシャンだけじゃない。俺が世界最高のプロレスラーだ」と日本語と英語を交えながらアピール。
バックステージではTMDKの大岩と藤田晃生を「プロレス界全体を見渡して、あの2人ほど将来性のあるヤツらがいるユニットを挙げられるか? いや将来性じゃないな。アイツらはすでにスターだ」と絶賛しつつ「いずれ俺の時代も終わる。その時はロイ(大岩)が新日本のヘビー級戦線を黄金時代に導くことになる」と予言した。
準々決勝では海野翔太との対戦が決定。ザックは「この団体を率いていくのは若い世代だ。でも、まだその時じゃない。俺はまだ終わってないからな。カップは俺のもの。王座は俺のもの。新日本も俺のものだ」と自信をのぞかせていた。













