全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(37)が羆嵐(35)とのV6戦(20日、八王子)を〝王道の歴史を取り戻す戦い〟に位置づけた。

 2月の大田区大会で斉藤ジュンを下しV5に成功した宮原の次戦は、同日、関本大介を破りGAORA王座を奪取した羆嵐との一騎打ちとなった。10日の記者会見では、かつてWー1(レッスルワン)所属だった羆嵐に対し、セコンドを元Wー1選手3人で固めることを要求するなど〝オールWー1〟で挑まれることを望んだ。後日取材に応じた宮原はこだわりの理由について「全日本の流れにW―1を取り戻したいんだよ。今回だけだけどな」と説明した。Wー1は2013年に全日本を離脱した武藤敬司が設立した団体だからだ。

 宮原は「俺が全日本に入団した時にはもう分かれちゃってたんで、全くWー1のことを知らないわけですよ。だからこそ今の全日本プロレスの顔としてWー1という異物と絡むのには興味がある」と瞳を光らせる。「(V6戦は)『本流 vs 支流』という、意味のある戦いだと思っているよ。お前(羆嵐)がWー1で得てきたものを見せてみろって気持ちが一番強いな」と猛獣をたきつけた。

会見でも宮原健斗(右)と火花を散らした挑戦者の羆嵐
会見でも宮原健斗(右)と火花を散らした挑戦者の羆嵐

 宮原は20年4月に活動を休止したWー1が、コロナ禍により最終戦(後楽園ホール)を無観客で行ったことにも言及。「羆嵐、お前忘れ物あるんじゃねえのか。Wー1を熱心に応援していたファンに、もう一度あの時の熱量でプロレスを見させることもできるんじゃねえか。まあ俺には関係ねえけど、それはお前次第だろ」と呼びかけた。

 いつになく真面目に取材を終えた宮原はここで自撮りタイムに突入した。

 歴史が交錯する一戦で宮原はどのような戦いを見せるのだろうか。