女子プロレス「スターダム」の玖麗さやか(25)が、不屈の闘志を燃やしている。
2月7日の大阪大会でV9を達成したワールド王者の上谷沙弥に挑戦を表明。だが、その場で王者から挑戦を拒否された。その後、負傷箇所の手術を行うため約1か月間の欠場に入った上谷に挑戦を表明し続けているが、いまだ認められていない。取材に応じた玖麗は「とにかく今は自分の存在をアピールし続けることに意味がある。挑戦を受けてもらえるまで、ずっと追いかけ続けます」と力強く語った。
王座挑戦がなかなか認められない中、思考を巡らせた玖麗はなんと祭壇を製作。祭壇には上谷のガウンの黒い羽根や、昨年4月に上谷との敗者引退マッチに敗れた師匠・中野たむとの写真、そして最上段には自作の不死鳥の置物が飾られていた。玖麗は「去年の横浜アリーナでのやりきれない気持ちとか、あの試合で感じた思い、いろんなベルト戦に対する当時の思いをぶつけて出来上がりました。プロレスで悩んだ時に、この祭壇の前に来ると心が落ち着いて大丈夫だと思えるんです」と説明した。
さらに上谷の自伝本を原稿用紙に書き写し、自身を拒否し続ける王者の心情を理解しようと試みたという。「何回も読んだので、もっと深く上谷沙弥を理解したいと思って書いてみました。弱点は知り尽くしましたよ」と胸を張った。
そんな王者からは「やってることが二番煎じでつまらない」と批判された。だが、玖麗は「去年、上谷沙弥はたむさんを追いかけ回して、精神的に追い詰めていったのを間近で見ていた。SNSで『アイツ(中野)を背負ってるけど、赤いベルトとともに自分という存在を確立してきた』って言われましたけど、私もこの赤いベルトに向かっていく中で、自分を確立している途中。これは誰しもが通る道だから、二番煎じと否定するのは、過去の自分を否定することになるという捉え方もできると思うんです」と熱弁。「二番煎じじゃなくて、私があなたから全てを奪って本物になります」と宣言した。
王座挑戦を認めさせるためにも、シンデレラ・トーナメントの2連覇を狙う玖麗は8強入りを果たした。準々決勝(11日、後楽園ホール)では吏南と対戦する。「もちろん優勝を狙ってます。でも、今の玖麗さやかとして挑戦を認めさせたい。どんな手を使ってでも、上谷沙弥に挑戦を認めさせます」と拳を握った。玖麗の逆襲劇に期待が高まる。














